5時56分、肥後大津駅を出発。メンバーはI本、S井、Y松、N熊、T根、K林、シオゴンさんと私の8名。
まだ真っ暗。ヘッドライトつけてGO。気温0度、曇り。微風。

コース:肥後大津駅→初生(うぶ)神社→諏訪神社→四季の里→女岳(1090m)→鞍岳(男岳・1118m)→ツームシ山(1064m)
→孫岳(1030m)→牧野原野→ミルクロード→天空の回廊(外輪山尾根・許可が要ります)→二重の峠→どんどこ湯
35km、累積高度1300m。8時間半。

初生(うぶ)神社。矢護川公園にあります。授乳がよくなるとか。もう門松がありました。
この辺から雪が積もっていました(7:00)。寒い。

Y松さんらがやっと探したという諏訪神社。諏訪神社は水の守り神。九州に50ヶ所あるそうです。
諏訪神社の先に多量に湧き出る諏訪水源があります。この水は阿蘇外輪山の伏流水で水質良好。
「これにまさる水は外にない」と書いてありました・・言い過ぎ

7:45スーパー林道(車道)に出ました。ここから5kmほどで「四季の里」。
途中、道路の崩壊がありました。四季の里への別道は倒木で通行不能。

8:24(2時間25分経過)「四季の里」に到着。開店は9時でしたが店を開けてもらい食料品購入&エネルギー補給。
後ろに鞍岳があるのですが、雲でまったく見えず。山頂は大雪か?

9時10分登山開始。森に入ると雪は少量。霜柱がすごい。おかげで靴が濡れる心配はありませんでした。
パノラマコースは通行禁止、楽々コースは崩壊していました。森林コースを行くことに。
途中にあった温度計を見ると、ナント!氷点下5度(→)!!指が痛いはずです。

ここが鞍岳・女岳への分岐点。今回は難しいと言われる女岳(右)コースを行くことに。
このコース、かなりハード。岩登りも2回。道幅も狭く、かなり急こう配。

上に行くほど気温がさらに下がります。次第に周りの木が白くなってきました。
・・・そして気づくと、ナント周りは樹氷の白銀の世界!!

10時22分女岳登頂(登山口から1時間12分)。山頂はガスの中、風も強くとても寒い。

女岳と鞍岳(男岳)の鞍部。
鞍岳目指して登ります。この辺で風は弱くなり、ガスも晴れてきました。雪はさほど多くはありません。
ペットボトルの口が凍ってお茶が飲めません。

10時30分鞍岳登頂。女岳から6分で鞍岳に到着。ガスがありなかなか景色が見られない。
(鞍岳の名の由来:馬の鞍の形だから)

一瞬見られた女岳の樹氷群、圧巻でした!

山頂からのながめ、かろうじて原野が見えます(吉松氏撮影)。

ツームシ山登頂(11時)。鞍岳から20分で到着。
(ツームシの由来:ツームシは玉虫のこと。以前玉虫がいっぱいいた。or つ(かさぶた)の付いた虫に似てるから)

ここでの樹氷もきれいでした。風が強く当たるところにきれいな樹氷ができるようです。

次は孫岳。目の前の山が孫岳です。大きく下ってまた上りの道。
スキーのジャンプ台のような下り。恐怖です。雪があり滑ります。尻もちの連続。


孫岳登頂(11:14)。これで鞍岳四山制覇しました。ここでビールで乾杯。
山頂で飲むビールは超うまい!!ここで昼食休憩。

またジャンプ台のような坂を下り上り、ツームシ山を経由して的石原野へ(山頂から30分)。
原野はさほど雪は降っておらず、走りやすい状態でした。
鞍岳で会った人は1組(2人)だけでした。

振り向くと今まで登った山がすべて一望できます。
今回はガスで見えませんでした。晴れているときは写真ように見えます。

44分でミルクロードに到着。ここから数キロ先から外輪山の尾根を行きます(許可が要ります)。


初めてここを通りましたが絶景でした。天気が良ければ最高のながめでしょう。ガスで阿蘇五岳も見えません。

途中にあった度胸岩(良い子は真似しないように)。


北外輪山の全貌。採石場の上を以前から走りたかったので満足(AからCまで走りました)。
左写真C(二重の峠の場所)、中写真B(Bのとんがった地点です)、右写真A(ここから尾根を走りました)。

二重の峠。下りるのに27分かかります。以前より整備されていました。
14時27分「どんどこ湯」に到着。8時間28分にわたる大冒険「鞍岳樹氷・天空トレラン」は終了しました。
お風呂に入って、赤水駅近くの焼肉屋さんで打ち上げ。30分後に電車が来るということで20分で解散。

お風呂から上がると、ナント6名が同じメーカーのダウンジャケット。しかも色が全員違う。記念写真。
今回は天気に恵まれました。風も弱く雪も少なくジュチャジュチャでもなく靴も汚れませんでした。
樹氷も見ることができ、初コースも行けました。有意義なトレランでした。みなさんお疲れ様でした。