九重連山で1700m以上ある9つの山を一気に駆け登る計画です。できるでしょうか?(累積高度1966m)
牧ノ戸峠駐車場からスタート。青線は実際に通ったコース。コース:牧の戸峠駐車場→星生山(1762m)
→久住山(1786m)→天狗ヶ城(1780m)→中岳(1791m)→稲星山(1774m)→白口岳(1720m)
→大船山(1787m)→北大船山(1706m)→三俣山(1744m)→大曲駐車場→牧の戸峠
午前4時に熊本を出て1時間半で到着。すでに30台近くの車が停まっていた。
午前5時49分、夜明けとともに「牧ノ戸峠駐車場」をスタート。メンバーは登山ベテランのN山さんとY口さんの3名。
沓掛山(1503m)6:05通過。これを登山として数に入れていいのか疑問。
気温16度で肌寒い。天気予報は晴れだったが、ガスが多かった。
夜明けの阿蘇五岳(涅槃像)
星生山分れ。うしろの↓が星生山山頂。
「1座目」星生山(ほっしょうさん)(1762m)6:43登頂。
山頂の二人を朝日が照らして幻想的。
下りは同じ道を行かず、尾根伝いに久住分れまで下ります。
最後の下り道。赤が正解でしたが、青の急な下りを下りてしまいました。
久住分れ。後ろは久住山。
「2座目」久住山(1786m)7:33登頂。
山頂からの眺めはガスでよく見えず。写真は別の日に撮ったもの。三俣山方面。
山頂で数人の人が隣の山腹を見ています。何だろうと思ったら「ブロッケン現象」が見えるとのこと。
写真左は本からの引用。右は今回のもの。↓は私の影です・・感動!!
これからの道のり。
「3座目」天狗ケ城(1780m)8:00登頂。
隣の御池は冬は凍るそうです。
中岳山頂に登山客が見えます。今回はどの山にも人がいました。登山客が多かった。
「4座目」中岳(1791m)8:12登頂。九州で一番高い山です。感無量。
「5座目」稲星山(1774m)8:34登頂 。
ナントここにラブラドールが登ってきました。初めて九重で犬を見ました。
稲星山から白口山までの道はわかりづらい。ガスがかかると難解。道はやぶ漕ぎ状態。
中岳・白口山・鳴子岳・稲星山への交差点。初めの時は標識見ても間違った。
「6座目」白口山(1720m)9:00登頂。
白口山からの下山が大変。急降下です。途中岩場もあり要注意。N山さんはここをスイスイ下りられます。さすが。
35分で下りました。新記録。振り向くとその急な坂がわかります。
(右写真は別な日に撮影)
下りた所は「鉾峠」。山頂は雲の中。法華院で休まずそのまま坊ケつるへ。
ここで隈元君い遭遇。午前2時から走っている??坊ケつるで水分補給。10時7分再スタート。
段原に11時2分に到着。坊ケつるから55分で到着。
「7座目」大船山・たいせんざん(1786m)11:16登頂。
大船山から段原のながめ。
久住山方面のながめ。今回はガスで見えませんでしたが、天気がいいと写真のように見えます。
隣の「御池」。まだ紅葉はしてません。
「8座目」北大船山・きただいせんざん(1706m)11:36登頂。大船から20分。
段原から坊ケつるへの道。とにかくきつい長い。途中に「白口山へ」の道標。この道まだあるの?
帰りはナント40分で下りてきました。
坊ケつるから三俣山南壁。ここをまっすぐ直登しようかとも思いましたが、道がわからない。
法華院温泉で初めての休憩15分。登山靴のオブジェがありました。
「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」:足元を照らし己の心を顧みるという意味。自己反省の意味もあるそうです。
すごもり越までの上りもきつい。
北千里ケ浜。走れるところは走ります。
すごもり越の横の山。いつも気になる山。名前ないのかな?「岩窟山」とかどうだ?
すごもり越から青線のように行く予定でしたが、実際は赤線のように行きました。
最後二股に道が分かれており、人が南峰から下りてきたので、そちらが本峰と思い右折しました。
山頂に着いてガッカリ。周りに3つ山が見えますがどれが本峰かわかりません。
あせりました。北に向かえばあるのではと丘を登るとありました、本峰の標識が・・ほっとした。
南峰も1700mありますし、ながめは最高です。これまで登ってきた山々が見えます。
「9座目」三俣山本峰(東峰)(1744m)13:59登頂。
ついに1700m超9座、全制覇しました。ここまで8時間10分。みんなで握手。
あとは下るのみです。ところが下り道を少し間違え、急な所を下りてショートカット。最後までいろいろありました。
ここには「すがもり小屋跡」・「愛の鐘」があります。鐘を鳴らすとここで遭難死した学生の霊が喜ぶそうです。
すがもり越から30分で大曲駐車場。ここから20分ロードラン。牧の戸峠駐車場に午後3時30分にゴール。
(三俣山西側からのながめ。左から北峰・東峰(本峰)・丘・西峰)
全行程9時間41分。距離約30km、累積高度約2000m。九重連山の標高ベスト9の山を10時間で上り切りました。
コースのとり方で時間は変わりますが、どれもきつい。
今回はN山さんのスピードが速く、それについて行ったのがよかったように思います。
今度は紅葉のときにまた行きましょう。次は何をしましょうか?