始発のJRで立野へ。そこから車で「五ヶ瀬ハイランドスキー場」駐車場へ。2時間かかります。
すでに1台の車が停まっていました(山中でその方と遭遇・鹿児島の人)。


コース:駐車場(カシバル峠)→向坂山→杉越→白岩山→馬のつなぎ場→扇山→杉越→ゴボウ畑登山口→駐車場
このコースは「霧立越」と言われています。平家が壇の浦で敗戦して椎葉に逃げた道、西郷隆盛が田原坂の戦いで敗戦して人吉に逃げた道とのこと。
昔から馬見原から椎葉まで馬で荷物を運んでいた道で、昭和12年まで使っていたそうです。こんな道を馬が通れるのだろうか?

気温5度。寒い。天気は雲り→晴れ→雲りでした。メンバーはOBS、Y松、S井の4名。7時45分出発。
駐車場からスキー場まで2.4km上り坂。途中に「五ヶ瀬源流」。水は豊富であちこちに流れています。扇山に湧き水があり水の心配はありません。

ゲレンデはガス。風も強く小雨。このあと晴れてきました。

50分で向坂山(1684m)に登頂。ここから南へ下ります(脊梁トレランは西へ行く)。
赤い落ち葉で道はいっぱい。フワフワして走りやすいが、靴が濡れます。

向坂山から12分で杉越に到着。昔ここに関所があったとのこと。
地名は「杉越」「日肥峠」「白岩峠」と3つの呼び名があります。

白岩山(1630m)登頂。向坂山から30分。山頂の周りは鹿防護ネットで囲まれています。ガスで何も見えず。
白岩山は石灰岩頭の山で山頂には白岩山岩峰植物群が生育。

「水呑み頭」とは標高1646mの山です。ルートから100m離れた所。以前ここに水があったとか?山頂に水?
この辺はツクシシャクナゲが群生しているそうで5月が見ごろ。

ここでも鹿の被害が。樹木の表皮がムシ取られています。いたる所で樹木が枯れていました。

途中の「見晴らしの岩」からのながめ。9時半ごろより晴れてきました。

陽に当たり、紅葉があざやか!!

「霧立越」で中間の低いところが「馬のつなぎ場」。尾根にしては広い空間です。ここで馬を休ませたのでしょう。
「カシバル峠」とはスキー場の所です。

「見晴らしの丘」からのながめ、あちこちの山腹が紅葉していました。

扇山600m手前に「扇山山小屋」があります。寝れます。囲炉裏もあります。日本酒・焼酎が置いてありました。

近くに湧き水もあり、水もここで補給できます。

扇山(1661m)は扇のようになだらかな山頂です。11時10分登頂。向坂山から2時間半。

この頃からまたガスがかかってきました。山頂は風もあり寒い。
シャクナゲの花が咲いていました。5月の開花のハズ??

山頂からのながめ。走ってきた尾根です。
山頂で食事。30分休憩して下山。


紅葉いっぱい。紅葉の絨毯で仮眠。気持ちいい・・このまま寝たい

扇山から杉越に2時間で到着。行きは2時間20分かかりました。ここから向坂山に行かず、ゴボウ畑登山口へ下ります。
右写真:「ゴボウ畑登山口」。青矢印はスキー場へ。赤矢印は「杉越」に行きます。

14時終了。6時間15分のトレランは終了。

「五ヶ瀬総合公園Gパーク」で入浴。ここは陸上競技場、サッカー場、体育館、入浴施設、資料館、中高一貫校などがあります。メッチャ広い。
左写真:「木地屋」浴場。ひっそりしてました。

帰りに「五ヶ瀬ワイナリ―」に寄りました。ワインの試飲ができます。8杯も試飲、出る時はもうフラフラ。

(扇山山頂での恒例の山頂ジャンプ)
今回はさほどハードではありません。累積高度も1300mぐらい。コースも南阿蘇外輪山のような感じで走りやすい。
トレランの練習にいいコースです。扇山に水があることも大変便利。どうぞ一度走ってみてください。


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