脊振(背は脊と書く)山系縦走。全縦走は100km近くになります(地図の赤せん+青線)。
今回は東方部分の半分(青線)、約48km。プロの選手は全縦走を14時間で行くそうです・・・信じられない
今回の全コース。スタートは早良区(さわら)陽光台バス停。ゴールは筑紫野市「天拝の郷」。その間、金山、脊振山、蛤岳、九千部山、黒金山を経由します。
約48〜50km。累積高度3100m、走行時間16時間の予定。
山神ダム周辺はコースが間違っています。ダムの横を行きました。
この練習会は神武さんの企画で毎月されているようです。ブログを見ていて、脊振のトレランに興味があったので参加しました。
ゆっくり楽しみながら行きましょうということで、ピクニック気分で参加したのですが・・とんでもなかった!!
参加者は13名(途中で1名参加)。女性3名。一人は萩女子1位。みなさんトレランのベテラン、プロのような人2名。
21時7分出発。小雨、雨は一時止みましたが、ほとんど降っていました。
とにかく早い!ついて行けない。最初の坂を上って行くときからもう早い。
40分(21:50)で坊主ヶ滝に到着。ここまでも1回先頭集団から離れ道がわからなくなった。
15mの滝(右写真・雑誌)。瀧脇の石仏様達。ここ給水できます。
坊主ヶ滝から1時間半で金山(967m)登頂(23:20)。半分は急激な坂。残り半分は尾根道。ここまでが全行程で一番きつかった。
ガス・雨でメガネがくもり1m先しか見えない。みなさんの早さについて行けず。プロの方に付き添ってもらい、単独(2人)走行。
金山→小爪峠(9k・0:06)→椎原峠(11k・0:53)→脊振山と向かいます。
途中で先頭者が変わり、みなさんのスピードが落ちましたので、なんとかついて行けるようになりました。
脊振山(1054m・2:00)。山頂には対空レーダーがあります。今回は山頂には行ってません。
山頂直下の駐車場にトイレ、自販機、雨宿りできる場所があり、ここで休憩。ここはトレランのいいエイドです。
写真は自販機に群がる選手達。ここで荷物の整理をしました。もう全身ビチョビチョ。超寒い。
蛤岳(はまぐりだけ・852m・3:25)。山頂の標識がない。案内板のみ。見晴らしがいいと書いてあるが、まったく見えない。
走ると寒さはしのげるが、休憩するととても寒い。息が白い。4度以下では?
2回ほど車道に出ることがある。この時はほっとする。坂本峠(24km・4:20)
走行路は尾根の所は「九州自然歩道」が多い。それ以外は神武さんが見つけた道。途中で数回道がわからなくなった。
左地図の緑線が九州自然歩道です。
九千部山(くせんぶやま・847m)。6:30到着。ここも上りは超きつい。さらに滑るし、泥だらけ、靴はもうジュチャジュチャ。
名前の由来「僧が災害を鎮めるために1万部の法華経を読もうとして、白蛇の誘惑にまけ9千部で終わった」という話、諸説ある。
九千部から下り。この下りも半端ない。次第に夜が明けてきた。ここで事件。
先に行った9名は下った所の「天心園」で休憩(35km・7:50)。
ここには自販機・イスがある。ところが残り4名が20分経ってもこない。携帯がかかり先の自販機前にいるとのこと。
急いでその場所へ移動。途中佐賀県から福岡県に入ります。
みなさん、脚力はすごい。
2km先の自販機で4名が待っていました。ところがまた問題発生。我々を探しにプロの方が走って行ったとか。
我々とはすれ違っていません。どこまで行ったのか?またまた10分ほど待つことに。
しかし、プロの方はすごい。フルマラソンの走りで戻ってこられました(写真:半ズボンの中央の方です)。
山神ダムの周囲をしばらく歩きます(9:00)。。
ダム周辺では紅葉が見られました。
ここから黒金山めざして走ります。まだまだアップダウンは続きます。
とにかく、みんな(特に7名)早い。下りはついて行けません。上りも走ってます。
黒金山(405m・43km・10:15)。先頭グループは要所要所で後続を待ちます。
みなさん、やや疲れと睡魔が・・・・
大佐野山(333m。45km・10:45)。残り3kmですが、ここからがさらに地獄。
急降下の坂です。ロープが設置してありますが、下がドロドロでそれでも滑ります。一人ずつ慎重に下ります。
なんとここで神武氏は面倒だと、横の林の中を直滑降!一歩間違えば大けがですよ。こんな人じゃないとアフリカには行けません!?
ゴールはもうすぐ、一人が別行動するということで、集合写真。疲労困憊しております。
11時30分山道終了。全員集合するまで待って、歩いてゴールへ。最後だけ全力疾走してゴール。11時50分「天拝の湯」にゴール。
48km、13時間50分。予定より1時間も早い。途中の道間違い事件がなければ1時間40分は早くなっていました。
みなさん、早過ぎます。16時間かけてゆっくり行きましょう!!
終わって完走の感想。甘くみてました。脊振縦走、ハーフなので楽勝と思っていましたが、超ハードでした。翌朝階段下りれませんでした。
また、準備も悪かった。バスが遅れてコンビニでの食事、購入できず。メガネが曇って前が見えなくなった(くもり止めしてなかった)。
ゴールした時は「もうやらない」と思いましたが、翌日もう一回、準備をして再挑戦したくなりました。
企画していただいた神武さん、送っていただいた由実さんにお礼申し上げます。