祝子川温泉までは高森経由(142km)と竹田経由(136km)があります。距離はほとんど変わらず。
光の森から車で約3時間弱。道は竹田経由の方がいいとのこと。
大崩山の3D図。赤線は以前行ったコース。今回ではありません。
今回のコース:祝子川(ほうりがわ)大崩山登山口→大崩山荘→吐野(ハケノ)→中瀬松谷→石塚→
坊主尾根コース(小積ダキ・ゾウ岩。坊主岩)→大崩山山荘→登山口ゴール。10時間、累積1700m。
沢の周囲を行ったり来たり、ツルツル滑る岩場、岩だらけの長い急激な上り、超地獄トレランでした。
土曜日23時半立野を出発。竹田経由で午前2時半祝子川(ほうりがわ)温泉駐車場に到着。今回は3名。
ここにはトイレ・自販機あります(左写真は昼撮影)ここで着替え・食事。天気は快晴、満天の星空。気温8度。
駐車場から登山口まで4km車で移動。午前3時登山口に到着。なんと10台の車が停まってました。
記帳簿(登山者名簿に住所・氏名・車のナンバー・コース・時間を記載)に記帳。
午前3時5分、赤い「山火事注意」の横断幕の下をくぐって登山開始。
ここで先頭の私は、右折するところをまっすぐ行って、早くもコースアウト。2番目のに交替。
入口に注意書。3月にクマのような大きな動物を見たという情報があったそうです。
ヘッ電付けて山道を行きますが、折れそうな橋渡り、ロープ渡り、小川渡りと気が抜けない。コースも夜はわかりにくい。
34分で大崩山荘に到着。この周辺はキャンプ地でテントを見ることもあります(今日はありませんでした)。
三里河原へ向かいます。
ただし、火を使ってはいけません。たき火の跡がありました(吐野あたり)。
57分、湧塚分岐に到着。ここには橋(湧塚橋・右写真)がありましたが、災害で流され今はありません。
「喜平越谷分岐」に1時間29分で到着。「五葉ダキ」に2時間で到着。
「五葉ダキ」。左写真はネットから引用。絶壁のような花崗岩の巨大な岩壁です。ロープでトラバース。
5時40分(スタートして2時間35分)で吐野(ハケノ)に到着。真っ暗。
瀬戸口谷分岐周辺のコース。分岐の支流は注意して見ないと見落とします。とてもわかりづらい。
川を横断する所に「徒渉点」という標識があるらしいが、ほとんど見ない。
ここで新兵器紹介。沢を渡るとき使う、水防止カバー。これは園芸用のものです。
とても重宝しました。ビニルは固く簡単には敗れません。
「三里河原」。わずかに紅葉。来週が旬か・・・
ここから目印がほとんどない。川辺行ったり、丘行ったり、川渡ったりの繰り返し。進まない。
「モチダ谷吐合」。左)丘の上から見た。中)ネットで引用。右)丘にあった標識。吐野から30分。
前回は間違ってモチダの方へ行ってしまいました(この標識がわからなかった)。
モチダ分岐を過ぎると、岩の形態が広く平らに変わってきました。
「中瀬松谷吐合」。吐野から2時間。午前8時50分。スタートして6時間。休憩です。
不思議と喉は乾かない。全コースで500mlしか飲まなかった。
中瀬松谷コースは岩だらけ。それも結構な上り坂。尾根まで数キロ続く。こんなきつい岩場は初めて。
50分で岩場を終了。尾根には登山道があった。この時、目の前を走って行くトレランナーを見た。
大崩山(1643m)は景色が見えないので行かずに、手前の石塚で写真撮影。
10時5分、石塚に到着(開始7時間)。石塚からのながめ。
帰りは坊主尾根コースで。紅葉は5割程度。来週が旬では・・・
「湧塚コースの岩群」●大崩山の成り立ち:火山の亀裂に沿って地下から上昇したマグマが地中で冷却され形成され、
周りが浸食されたために押し上げられて、こういう形になったとのこと。
岩が浸食されてできたものではなく、カルデラ火山の地下の部分が地表に露出したものだそうです。
途中、小積ダキで休憩(午前11時)。石塚から45分。ここは絶景です。
定番ポーズ。右は「お尻岩」。
今から行く「ゾウ岩」。岩の下を3人がトラバースしています。
トラバース中。滑ったら命はありません。
大崩山名物はしご。湧塚コース・坊主尾根コース合わせて33のはしごがあります。
左)坊主岩。右)垂直岩
小積ダキから1時間半で祝子川に到着。写真の岩場を向こう側に渡ります。
途中には川が流れており、渡るのも岩が滑って大変。
13時10分到着。10時間のスピードハイク終了。
すぐに、祝子川温泉「美人の湯」で入浴。
累積高度もたいしたことはないのですが、急な上りの岩場が長く、これまでのトレランできつさ3本指に入ります。
しかし、吐野以降は道がわかりづらい。それに谷は岩だらけで登るのが大変。
川の水が多い時は行かない方がいいと思いました。渡れません。
紅葉は見られませんでしたが、いい筋トレになりましたし、眺めは最高でした。