今回は宮崎県との県境にある国見岳をトレイルすることに。熊本県で一番高い山です。
他の山との位置関係。祖母山、傾山、久住連山、阿蘇、大崩山、普賢岳、市房山
国見岳までの移動ルート:御船から佐俣の湯を通り五家荘へ、泉第八小学校横を通り林道へ。
76km。2時間半かかります。しかも半分以上は離合できないような狭い山道。もう大変!
登山コース:五勇谷の林道→烏帽子岳登山口→烏帽子岳→五勇山→小国見岳(こぐみにだけ)→国見岳
→林道(らくらくコース)→五勇谷橋→林道ゲート→車
7時間の予定。他の人のブログを見ると9時間かかっている。
午前5時に熊本市を出発、76km。2時間15分で到着。
林道ゲートの手前の道路脇に車を停めて出発。先客が2台。8台ぐらいとめるスペースあり。
メンバーは、リーダー酒井、中山、セイヤ、上野の4名。
7時30分、烏帽子岳登山口からスタート。気温なんと氷点下2度!
高低図。今回一番きつい所はスタート→烏帽子岳。それ以後は楽かと思っていたらとんでもない。
五勇山から国見岳も上り主体のアップダウンの連続。累積高度は1400mほど。
スタートから急激な上り坂。
途中から霜柱がいっぱい。氷点下ですので融けていません。
「五勇谷」とはスタート地点の谷のことです。
午前9時、烏帽子岳登頂(1692m)、
案内には2時間20分と書いてありますが、1時間半で上りました。
ここで休憩。
山頂の隣に小高い岩があり上ってみると、こっちのほうが高かった。
雲一つない絶景です。
国見岳周辺はシャクナゲの群生地です。
シャクナゲだらけの中を手で押し分けて進みます。
●シャクナゲの花はピンク色。5月ごろに満開になるそうです。
五勇山に行く途中にあった展望岩。岩の先は絶壁です。
ここも絶景です。
五勇山(1662m)。烏帽子から53分で到着。午前10時。
山というより、尾根の小高い所という感じ。
小国見岳(こぐにみだけ)1708m。午前11時。
五勇山から45分で到着(案内60分)。上り基調でアップダウンの繰り返し、結構きつい。
小国見はルートから外れた所にあります。Bで上ってまた戻ります。
今回案内がないと思い、誤ってBの手前のAで強引に上り、そのまま緑線で下りてきました。
もう少し先に案内があったようです。
西をみると、何かしら山が見えます。写真の中央にちょこんとあるやつ。
拡大するとこのようになります・・・普賢岳です
北東をみると、とがった山・・祖母?傾山?
目の前にこれから行く国見岳。山頂に祠があるのがわかりますか。
拡大写真。矢印がほこら。近くに見えますが、これがまた大変、上りだらけ。
国見岳(1739m)、熊本県で一番高い所です。午前11時24分登頂。
五勇山から74分(案内95分)、小国見岳から23分。上りの連続。
これまで国見岳には青線(三方山から来る)コース、緑線(雷坂から来る)コースで上りました。
今回は赤線コース。こっちの方が登山口から近いようで、一般の方はほとんど、こちらで上られているようです。
快晴、雲ひとつありません。気温-2度。風は微風。最高のロケーション。
最近遭難が相次いでいるいるそうです。
国見岳周辺はとにかく道がわかりにくいです。悪天候の時は止めた方がいい。
西=普賢岳、北西=金峰山、北東=祖母山、傾山、南=市房山、すべて見えました。
15分休憩して下山。あとは下りのみですが、これがまた大変。
霜が融け始めており、滑ります。
風がなく、寒くない所で昼食。12時。
「ヒメシャラ八兄弟」、木にこのような看板が結んであります?
ヒメシャラとは木の名前、8本あるからでしょうか?登山の目印になるそうです。
とにかく、この辺は倒木が多い、しかもデカイ。雷?
ここで林道に下りるのですが、コースが3つあるようです。我々は右折してラクラクコースを選びました。
A分岐が上の写真の所。我々は右折してBから林道を走りました。左折すると途中で2つに分かれ、
一つは新登山道。もう一つは旧登山道でこれは侵入禁止になっていました。
18分で林道に出ました。こっちも結構急な下りです。
林道は走りました。
途中に「新国見岳登山口」「旧国見岳登山口」がありました。旧は危険!とのこと。崩落か?
我々が下りてきたコースがお勧めです。新旧はかなり急です。
林道を20分ほど行くとゲートがあり、その先に車があります。
午後1時15分車に到着。5時間45分で終了しました。予定より1時間以上早く終わりました。
さほど汗もかいておらず、靴も汚れませんでした。軽く着替えて温泉へ行きます。
帰る途中にあった「樅木(もみぎ)の吊り橋」。橋は2本あるようですが、1本は見えず。
橋の先には公園があるそうです。
もうひとつ吊り橋がありました。「梅の木轟公園吊り橋」。橋の先には「梅の木轟の滝」があるそうです。
お風呂は「佐俣の湯」。初めて入りましたが、いい温泉です。来年はクラブの練習会でここを使う予定です。
雲ひとつない快晴、山頂でも風は微風でした。日差しがよく、無風の時は暑くも感じました。
汗もあまりかかず、水も1.5L持っていきましたが、250mlしか飲みませんでした。
脚の調子が悪かったのですが、すっかり忘れていました。最後の林道は思いっきり走れました。
やっぱり、山はいいですね・・・