コース概要:スタート長崎市内「水辺の森公園」→野母崎半島一周→橘湾岸沿い→小浜
→南島原→島原城→平成新山展望地→水無し大橋→雲仙温泉→小浜
走行距離273km、累積高度4927m。
「参加者数」
第1回は2011年。2年に1回開催、今年で4回目。第1回はたった26名。第2回は57名と倍増。
第3回は125名とさらに倍増!今回は168名!30%増。
「完踏率」
2011年は36%とかなり低い。その後も40%ぐらいの完踏率しかない。
前回は117名出走して42%の完踏率。今回は正確ではないが50%弱らしい。
「参加者の年齢」
平均年齢は52歳ぐらい。やはり、萩往還もそうだが、このような超ウルトラマラニックは中年のランナーが多い。
45歳〜50歳の間がもっとも多い。70歳以上が8名とはすごい。65歳以上は18名、約一割。
「スタート時間別完踏率(前回のデータ)」
スタート時間で関門時間が違うので、早く出発する方が楽。遅くスタートする人は関門時間が短い。
だから、どのスタート時間でも完踏率は50%前後。
22時スタートの選手はかなりの実力者と思われるが、制限時間がかなり短いため、4人中2人はリタイアしている。
4日前、273km参加の5名(松原、小場佐、出端、隈元)で団結式。
「てれっと五金龍」をめざしましたが・・・・・
11月2日(木)。受付・スタートは長崎市内の「水辺の森公園」。初めて来ました。
午前10時半まで仕事して、新幹線利用して14時15分に会場着。
16時スタートだが、選手はまだ数名しか来ていません。
「スタート時間の割り振り」
この大会はスタート時間は大会側が選手の技量を調べてスタート時間を決める。選手の自由にならない。
正規スタート時間は16時となっているのだが、一番多いスタート時間は、正規より6時間も早い午前10時。ほぼ半数の85名。
次に多いのが13時37名。私は16時スタート。
受付を済ませて、スタートまで1時間半ブラブラ。天気は晴れ、暑いくらいです。
16時スタート選手の年齢構成。40歳、50歳台が多い。65歳以上は3名。私は2番目です。
65歳以上のみなさんがんばりましょう。
若い人をみると、やはり年齢差を感じます。左写真の左の方はなんと!0時スタートです。
私より8時間も後!でも完踏したそうです!右写真=港に巨大な豪華客船。
15時45分から説明会。私も挨拶させられました「脱水に注意」と喚起。
16時、33名が一斉にスタート。晴れで日差しが強い。この中で完踏できたのは16名でした。
強打した脇腹、腰、大腿部と痛みが出やしないかと不安のスタート。
まずは第1CP「稲佐山山頂展望台」へ。50分で到着。CPは中央の高い所にありました。
予定より10分早い。帰りは車道を激走。
展望台からのながめ。東西のながめです(午後4時50分)。
すぐに下山して第2CP「あぐりの丘」へ。途中の山中の3つの橋にあった3つのオブジェ。
何で「つばき」「ウサギ」「サッカーボール」?
とても調子よく、どこも痛くないので、トップに出てそのままぶっ飛ばしました。
第2CP「あぐりの丘・25km」、3時間弱で到着。式見漁港に10分で到着。
「女神大橋エイド・45km」、20時50分到着(4時間50分)
絶好調です。結構スピード出ますし、道もノーミス。
左)野母崎までの最後のコンビニ(63km)、23:20到着。
右)水仙の里曲がり口(65km)、23:44到着。
練習会の時は午前6時に着いたが、今回はまだ0時前!!
「権現山CP」(70km)0:30到着。
「権現山エイド」(70、2km)0:35到着。16時スタートで10番目。まだ好調です。
「樺島灯台CP」(81km)、2:20到着。「権現山エイド」から「樺島灯台」まで1時間45分。
「樺島公民館エイド」(83km)、2時45分到着。
樺島大橋を渡ったところで、18時スタートの隈元、小場佐、XL姉さんとご対面。
みんな私より2時間遅れのスタート。たぶん途中でみんなに抜かれると思っていたが、結局抜かれなかった。
98kmの「川原老人の家エイド」わからず!手前を左へ行くのをまっすぐ行ってしまった様子。
100kmあたりで夜が明けてきました(茂木の5km手前)。午前6時半(トータルタイム14時間半)。
「茂木・長崎ぶらぶらCPエイド」(115km)、7:48到着。12時の関門に4時間も余裕。
各エイドには食料いっぱい。ミネストローネ、カレー、水餃子、角煮麺、ぶた汁、中華お粥、おはぎ、杏仁豆腐
ぜんざい、豆腐、ゴールにはビールもあります。
「日見公園エイド」(130km)、10:00到着。ここの関門を一番心配していたが、なんと!4時間も余裕。
休憩している人が多かったが、休まず進行。
「飯盛峠CP」(139km)、11:35到着。この手前で道を間違ってしまいました。5分ロス。
「じゃがいも農道」、12:45。ここの上りも結構きつい。
「げんき君サイロ」の手前で早く右折しすぎて道を間違えました。10分ロス。坂を下りるとエイド。
「飯盛経塚エイド」146km。12:35。
なんとここで隈元君に遭遇。リタイアしたとのこと!
「3kmのがけ下道」を抜けて「千々石・塩谷公民館CP」(162km)、15:05到着。
岩削り道を通り抜けて57号線へ。
★「小浜中継所CP(173km)」16:50到着。
173kmを24時間50分で走破できました(20時の再スタート時刻まで3時間の余裕)。
当然、力水を飲んで、2時間仮眠。
*********** ここから後半戦(100km)************
20時前に起きて、公民館前に集合。100名近い選手が集まりました。
20時全員一斉にリスタート。てれっとは4名がスタート。
私は足がこわっていたので走れず、次のCPまで歩くことに。
残り100kmの高低図。まだけっこうあります。
「口之津フェリー乗り場CP」194km、23:50到着。
小浜から普通2時間10分で行きますが、今回は3時間50分もかかりました。
左)「原城跡CP」203km、1:12。ここで道を間違えました。10分タイムロス。
原城は島原の乱の終焉の地だそうです。丘上に天草四郎像があり、その横に木にCPがくくられています。
エイドでは名物中華粥がおいしい。
島原城がやっと見えてきました。うしろの山はこれから行く眉山。
島原城は400年前に、森岳と呼ばれた高地を城の形に切り取って造ったとのこと。だから「島原城森岳」というそうです。
「島原城CP」230km、6:45到着。8時まででればOKとのこと、1時間の余裕。
武家屋敷は築城した藩士のために作られた家。400mの町並。中央には生活用水だった水路が・・・
後半の難関・眉山ロードに入ります。眉山を迂回して平成新山の目の前を通過。坂上まで4.3kmの急坂。
熊本の白石さん(100km参加/1時スタート)に追いつかれました。
平成新山と普賢岳の位置関係。上の写真は↓の方向からの写真。普賢岳はわずかしか見えません。
「平成新山展望園地エイド」、239km、8時45分到着。ここで恒例の杏仁豆腐・おでん。
エイドにおでんはめずらしい。下りはかなり急で4kmも続きます、膝要注意。
水無川大橋(71km)からの普賢岳全貌。すばらしい景色です。
「深江運動場エイド」247km、10:10到着。ここから峠まで10km上り。
「俵石展望所」252km、11:20到着。
宝原橋が見えたら頂上まで残り1km。水無大橋から2時間45分。けっこう紅葉してましたが、寒い!
最高峰の標識。車道に「大分から○○km」という表示が100mごとに立っています。
峠が約198kmとなっていますので、引き算すれば峠まであと何キロあるかわかります。
峠から2km下ると雲仙温泉街に到着。温泉地獄への入り口は鳥居の先を左折。
「雲仙大叫喚地獄CP」260km、12:50。一番奥の一番高い所です。
地獄にCPがある大会は、全国広しと言えども橘湾岸だけでしょう。
上)「八万地獄」もっとも広い地獄。下)お糸地獄。
「雲仙おやまの情報館バス停前エイド」261km、13:00到着。
残り16kmで終了。10kmは下り。
「小浜木場集会所CP」269km、最後のCP、残り6km。14:30到着。
関門は16:10。1時間40分の余裕あり。
ゴール!!午後3時34分
47時間34分56秒(前半の水の森公園→小浜は24時間50分。後半100kmは19時間34分)
完踏者は83名(168名中)、完踏率49%。順位は83名中17位。
これで「金龍ランナー」の称号を得ました。
7時から宴会。100名近い参加者。大賑わいでした。
よく朝午前4時半、「朝練」というのがあり、いわゆる飲み会です。
20名近く集まりました。萩往還とやることは一緒です。走ると飲みたくなる!
帰りはバスで島原港へ。オーシャンフェリー。ここでも打上。かもめも祝ってくれました。
まったく完踏の自信がありませんでしたが、出だしを急いだら1時間の余裕ができ、
これで気持ちにゆとりが出て調子がよくなったようです。
66歳で金龍ランナーになれるとは思ってませんでしたので、ゴールの時は感無量でした。
しかし、次回はどうしましょうかね??