参加賞の12支の置物。8つ目です。これが12個になる時は70歳。走っているか?


●コース図:初音旅館裏の浜辺がスタート地点。脊振山系の二丈岳・白糸の滝を走り、下山したら糸島半島を一周してゴール。
ロード走から登山走、山岳走、堤防走、砂浜走、名所旧跡見学走、といろいろなコースがあり、さらに造り酒屋がエイドだったり
おもしろいコースですが、きつさ度は半端ない。

今回は先日の豪雨で白糸〜雷神社間が通行不能のため、コースを元のコース(赤線)にして、5km短縮となりました。

完踏率は第1回は28%、第2回21%、第3回30%、第4回34%、第5回17%
第6回・7回は台風で途中中止。今回第8回目は22%でした。
天候に恵まれず、7回中4回が雨。晴れたのは1回のみ。本来の伊都国マラニックは炎天下地獄のマラニックなんですが。
100kmの部は78名参加、50kmの部は26名参加。

午前0時10分に熊本(光の森駅前)出発。15名が4台に分乗。
午前2時20分に糸島市の「初音旅館」に到着。2時間10分で到着。
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さっそく3階の部屋で受付し、1階の大広間で着替え。
今回もゼッケン番号は「1」、これで8回中4回「1」。

さっそくビールとお寿司で腹ごしらえ。4時の説明会まで仮眠。

4時から説明会。先日の豪雨で白糸の滝の先の道が崩壊。コースを変更して5km短縮とのこと。
選手にとってはうれしいニュース。


てれっとから15名参加(100k)。釘島、酒井、有働、小場佐、谷川、松原、小野、出端、中山
河野(孝)、上野(敦)、吉松、木村、山名、村上。参加者は78名で20%がてれっと。


スタート地点は旅館の裏の浜辺。写真は昼間撮影。
スタート・ゴールともに干潮に近い時間でした。満潮の時は走れないくらい潮が満ちるそうです。

午前5時、ドラの音でスタート。気温25度、晴れ、蒸し暑い。
外灯はなく真っ暗。ライト持参者は半分くらいしかいない!ライトなしの人は足元が見えないので、超危険。

<踏切との戦い>
第1回大会の時、トップを走っていたのですが、6kmにある踏切が目の前で降り、1分待たされました。
それ以来、遮断機が下りる前に通過しようと過去4回挑戦しましたが、2勝2敗。
今回も挑戦することに、途中キロ5分の走り。10m手前で警報がなり、猛ダッシュ。なんとか通過できました(自己満足)。

●(ゆらりんこ橋)渡ると揺れます、19km。
赤矢印がゆらりんこ橋。2km上りでけっこうきつい坂。

加茂神社まで山登り。「二丈渓谷遊歩道」と書いてありますが、登山道です。走れません。
加茂川に沿って上ります。川は飲めそうなくらいきれいな水です。

左:<家の石>昔、子供達がこの石の下で雨宿りをしていたそうです。「石の家」ではありません。

ここで事件!踏み込んだ際にふくらはぎがつりました。踏切走がいけなかったか。
右:<加茂神社>足首を動かさないようにして何とか登山道終了。

●(真名子木の香ランドエイド/別日撮影)21km。7時24分、前回より9分も速いが、
脚がつりそうで、早く、長く走れなくなった。これでは100km13時間半は無理。
杉能舎で終了か・・・・

<真名子ランドから白糸の滝までの道のり>
4回アップダウンがある。最後の上りきった所が「はろ展望台いとしま」、最高峰643m。
下りきった所にエイド2つ。Bは樋ノ口ハイランドエイド。

途中、道が崖崩れで完全閉鎖。車は通れません。この上を乗り越えます。



<はろ(波呂)展望台いとしま>からのながめ。
糸島半島が一望できます。赤線は我々が走るコース。

●(白糸の滝エイド)33km。8時55分着(ギリギリタイム9時30分)。
ここで、小場佐、河野の二人に追いつかれました。このあとに谷川君もやってきました。

<白糸の滝>。ここから川に沿って急降下していきますが、脚がつりそうでゆっくりしか行けません。

今走ってきた二丈山系。いつも山頂は雲に覆われていましたが、今日はよく見える。
9時40分、山を下りると、ものすごい暑さ。風がないとサウナ状態。

●(ファームパーク伊都国)45km。10時41分到着(ギリギリタイム11:45)。
下りの連続でふくらはぎだけではなく、ふとももまで痛くなる。さらに首・腰も痛くなって、もう最悪。

●(杉能舎・すぎのや)55km。12時0分着。もう満身創痍、完踏は無理と判断。

「強烈な暑さ、脚の痛みで13時間半で100km行く自信がない、やめましょうかね」と言ったら
あと40kmで6時間半ありますから大丈夫ですよと言われた。
いつもの脚の状態なら大丈夫だが、今の状態では無理。結局、関門に引っかかる所まで進むことに。

●(九州大学伊都キャンパス):広大な敷地にどんどんキャンパスができています。100の建物ができるそうです!
●(今津運動公園)59km。12時44分到着(ギリギリタイム13時45分)。

●(元寇防塁)61km。鎌倉時代、元の来襲に備えて高さ3mの石築地を20kmに及んで造った防壁。1km長残存。

いつも天気が悪く、観光客を見ることがなかったが、今日はどこもかしこも人で一杯でした。

二見ヶ浦海岸では海水浴のお客でいっぱい、お店も大繁盛。
人を避けて走らなければならない状態でした。

夫婦岩(70km)も海岸では、ウェディングドレスを着て撮影会?
ここでこんなに大勢の人を見たことがない。

●(志摩シーサイドゴルフ場エイド)71km。彦山越え、この坂が結構ハード
山頂付近にある別荘群。

●(野北エイド)78km
●(芥屋ゴルフ倶楽部横エイド)84km。第1関門。関門時間17時。到着時間16:37。
関門はクリアできたが、ギリギリタイムは16:45。8分の余裕しかない。

遠くに見える「芥屋の大門(おおと)」まで1、4km堤防の上を走ります。風が強い。

●(立石山エイド)86km。第2最終関門。関門時間17:40。到着時間17:03。
関門時間では37分の余裕だが、実際は違う。山越えに35分、下りてからゴールまで5kmは40分はかかる。
だから、普通の走りでゴールまで80分ぐらいかかる。18時半にゴールするには17時10分に出ないと危ない。

●(福浦エイド)90km。最終エイド。残り5km、残り時間52分。
普通なら楽勝だが、もう脚が動かない。歩きだけでは間に合わない。できるだけ走る。

残り2.5kmの地点。初音旅館が見えてきました。残34分。
ラスト700mの浜辺ラン。6分で走破。

ゴール!18時19分、残11分。13時間19分。
出走者76名、正規ルート完踏者17名。完踏率22%。私は13位。

19時からBBQパーティ。入浴してすぐ会場へ。座席はグジで決めます。

三線の演奏、江口さん・倉掛さんの還暦祝い、のあと私もギターの引き語り。
踊りも飛び出し、大盛況。

2次会も大盛況、夜遅くまであったらしいですが、私はすぐにダウン。
朝食は豪華(6:45)。レース中はあまり食べてないので、ご飯3杯いけました。

翌日8:37、杉能舎で買い物。お店は10:30開店だが、開けてくれたし、ビールも飲めた。

今回は今までの大会で一番疲れました。踏切ダッシュが失敗でした。来年からはダッシュはやめましょう。
杉能舎でやめようと思っていたのですが、続行を助言してくれた人に感謝です。
やればできるということを、十二分に体感した大会でした。


<今回の記録の考察>
杉能舎(60km)に12:00に到着。今回は雷神社がカットされたので40分早く着いた。
本来ならば、杉能舎到着は12:40になるはず。さらに今回後半に6時間10分かかっている(炎天下)。
ということは12:20に杉能舎を出ないと間に合わない。12:40に着いても20分間に合わない。
まだ、新ルートを完全に走ったことがないが、極めて完踏はきついのは確か。
後半の気象状況で大きく左右されそう。炎天下だと完踏率は10%でしょう。




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