1日で九重の山々いくつ登れるか?以前12座登りましたので、その記録更新に挑戦。
最高の天気でしたので、一人でも行くつもりでしたが、佐賀のIさんが同行してくれました。さて、どうなる事やら。
実際通ったコースは図の如く。X印は道が悪い所。

各ポイントの通過時間。予定では16時ゴールでしたが、1時間12分も早く終了できました。

登った山の名称。1700m超は11つありますが、その中の9つも登りました。残り2つの1700mは大船と北大船山です。
今回は大船山側は行かず。行くとさらに2時間はかかります。今回は無理。

高低図。累積高度は約2500m。

熊本市内から1時間半で牧ノ戸峠駐車場に到着(午前4時16分)。
すでに10数台の車が停まっていました。登山に行く人達もチラホラ。
午前5時スタート。気温4度、寒いので長ズボン履くことに。一緒に行くIさんはなんと!!短パン!!
天気は快晴。走行時ずっと、頭上に雲は現れず、最高のロケーション!!

まずは車道を2km下り、大曲駐車場へ。ここから登山開始します。45分で「すがもり越」到着。
午前5時50分(真っ暗)から三俣5山周回をします。周回に2時間19分かかりました。

今回の大きな目的は「三俣山全山周回」です。三俣山は5つの山から成っています。
以前は「5つの山はすぐ隣にあるから1つに数えるべき」と言ってましたが、5つそれぞれ大変な山です。
5つに数えていいと思います。

<第1座:三俣山西峰(1678m)午前6時11分>
気温4度。風がないので、さほど寒くありません。

<第2座:三俣山W峰(1736m)午前6時28分>
本峰をめざしていたら、偶然、W峰山頂に来ました、ラッキー。

<第3座:三俣山本峰(1744m)午前6時33分>
空が明るくなってきました。日の出を見たかったのですが、南峰が邪魔で見えません。

左写真:北峰から見た本峰です。右の斜面を下りて北峰へいきます。これがもう大変。
急降下、急上昇。足場は最悪。人が通った跡がありません。ここには誰も来ないでしょう。
ミヤマキリシマが群生してました。かなり手足に刺さりました。しかし5月はきれいでしょうね。

<第4座:三俣山北峰(1690m)午前7時00分>
左:本と北の間の大鍋、小鍋。

北峰からの北方向のながめ。

北峰から南峰へは左写真の尾根の上を行きます。
この辺は霜柱が降りていました。日が射すと溶けて滑ります。

坊ガツルが見えます。テントが2,30個見えます。
<第5座:三俣山南峰(1743m)午前7時34分>

南峰から南方向の風景。これから行く山々が見えます。

南峰から直で坊ガツルへ下りる道もあるのですが、悪路ですので「すがもり越」へもどることに。
●失敗:近道らしい道があったのでそれを行ったら、降り口が急坂で砂利すべり地獄。立って下りれません。
スキーのようにしゃがんで滑って下りました。全身砂ぼこり。この道は行かない方がいい。

《三俣山5山を安全に早く回るコースの紹介》
ブログによく時計回りを書いてあるが、本峰・北峰間は危険。一番安全で効率いいのは
西→W→本→南→北→南(戻る)→下山。本峰・北峰間は行かない。帰りも近道しない。
「すごもり越」スタート・ゴールで約2時間半。

「法華院温泉」、午前8時30分着。ここで休憩。

室内休憩は1時間500円。自販機は150円でした。水道が横にあります。

「坊がつるキャンプ場」。こっちゃん達がキャンプをしているということだったので、寄ってみることに。
6名でキャンプ、夜は氷点下になったそうです。

ここにいる6名と我々2名、全員金龍ランナー!類は類を呼ぶ!走りも飲み会も普通じゃない連中ばかり!!

「坊がつる」から西方向。今登った三俣山南峰。ここを下りる道は超険しい。服がボロボロになります。

南方向。これから行く、白口岳、中岳。

東方向。大船山(中央の山)。

47分休憩後、鉾峠へ。ここから立中山往復。26分で完了。
<第6座:立中山(1025m)午前9時46分>

<第7座:白口岳(1720m)午前10時40分>
左:後半の一番難所。立中山上り。鉾峠から40分で登頂。ここも道は急で岩場がハード。

雲海。

これから行く山々。どの山頂にも複数の人影が見えます。今日は天気がよく、登山客が多い。

<第8座:稲星山(1774m)午前11時14分>

中岳へ向かいます。中岳も途中は険しい。

<第9座:中岳(1791m)午前11時40分>
九州で一番高い山です。10名近くの人がいました。

<第10座:天狗ヶ城(1780m)午前11時52分>

<第11座:久住山(1786m)午後12時20分>
さすがに足がこわばってきました。岩だらけです。

とにかく人が多い。麓から山頂まで50名はいます。道標の前で写真を撮るとき順番待ちでした。

阿蘇五岳、涅槃像の雲海。

北千里ヶ浜。中央の山は三俣山です。

久住山のたもと、久住分かれの所にトイレがあります。1回100円。

左:久住分かれから見た久住山
右:その先に肥前ヶ城への道があったのですが、封鎖されていました。

<第12座:星生山(1762m)13時17分>
赤矢印、山頂。

西千里ヶ浜。扇ヶ鼻分岐部までの道です。

●失敗:星生山からの下りを尾根づたいに西側へ下りてみました。すごい悪路・登った道をおりた方が近かった。

<第13座:扇ヶ鼻(1698m)13時53分>
赤矢印が山頂です。遠い。もう脚がパンパン。上りは何度も休憩しないと進めません。

<第14座:沓掛山(1503m)14時32分>
これですべて終了しました。あとは牧ノ戸峠駐車場まで1km下り。最後はランニング。

14時48分ゴール!すべて終了しました。9時間48分で14座制覇しました。
予定では16時でしたので、1時間以上も早くなりました。
スピードのある人なら8時間ぐらいで行くのでは。

ノンアルで乾杯!

(すがもり越での写真)
何回も滑りました。木々や石に何度も脚をぶつけました。何回も足がつりそうになりました。全身アザだらけ。
おそらくもうひとつ登ろうと言われても、もう脚が言う事きかないでしょう。

早く終了できた理由。@天気が良かった(微風・快晴)、A地面が濡れていなかった(滑らない)
Bコースアウトをしなかった。C二人のペースが合った(Tさんが私に合わせてくれた)
D体調がよかった。水も1Lで済みました(法華院での補給も入れて)。

今年、隈元君達が32座を達成したが、その時10時間で14座達成。ペースは我々と一緒だが、
彼らはそれ以降18座を制覇。私は14座でもう脚が動かない。彼らの偉業の凄さがよくわかった。
今回、まだ改善するところがあったので、いつかもう一度挑戦してみましょう。


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