5年ぶりに「傾山」に行ってきました。熊本市内から車で4時間。登山に4時間。帰りが4時間。合計12時間。
12時間中、3分の2が往復の時間です、遠かった、しかし楽しかった。
傾山(赤丸)、大崩山、祖母山との位置関係です。
「傾山」の登山口は6ヶ所あります。
前回は九折登山口→三ッ尾↓傾山→九折越→九折登山口の周回コース。
今回は九折越登山口→九折越→傾山 の折返し。
どの登山道も登頂に4時間ちょっとかかるようですが、今回のコースが一番近いようです。
●前回のコース(赤線):九折登山口→三ッ尾→坊主尾根コース→五葉塚→<傾山登頂>
→九折越→上畑コース→九折登山口ゴール。4時間半で登頂。全行程8時間。
4ヶ所ほど超怖い所があり、沢渡り3回。
●今回のコース(青線):九折越登山口→九折越→千間山→後傾→本傾(傾山)の折返し。
車2台に5名分乗。登山口は高千穂町先の日之影町から山中に入って行きます。
途中、倒木で道が塞がれていて、みんなで木を撤去。
登山口手前は岩だらけのものすごいダート道。1台は通れず手前の道幅の広い所に駐車。
熊本市から3時間50分で到着。約4時間、遠い!
参加者は5名。女性1名。
男性4名の平均年齢は68歳ですが、3名は萩250km完踏者、1名はエベレスト登頂者です。
まだまだパワーはあります。
●7:10スタート。気温8度。晴れ。
大崩もそうですが、この辺の山道は岩・石がゴロゴロ道。登りづらい。
登るにつれて、周囲の木が紅葉してきました。
35分ほど上るとひらけた場所に出ます。ここが「九折越」。
●「九折越」(7:45)。ここから傾山北側にある「三ッ坊主」の山が見えます。
今回はココには登りません。
ここから傾山を目指して尾根沿いに進みます。
最初はなだらかな上り坂ですが、次第にハードな上り坂になってきます。
写真の九折越から手前に尾根を進んでいきます。
●千間山。傾山の手前にある小山。九折越から20分で到着。何の標識もありません。
傾山の左側には「三ッ坊主」の山が見えます。前回はここを通りましたが、ここはスリル満点。
「傾山は山頂が3つに分れており、右から後傾山・本傾山(これが本来の傾山です)・前傾山。
本傾山は尖がっているように見えますが、後ろの方は広く平坦になっており、そこが山頂部です(赤丸の所)。
後傾は山頂に平坦な場所はありません。
後傾山手前の杉ノ越登山口への分岐点(地図のA地点)。
目の前の山は後傾山で手前の山ですが、これも登るのは大変。
後傾山の手前の山を下っているところ(地図のB地点)
後傾山を上っているところ(地図のC地点)
後傾山を下ったあと(地図のD地点)。本傾の手前に白い木があります。これが目印(赤矢印)。
●傾山(1602m)登頂。九折越から1時間8分。スタートから1時間48分。
後ろに結構広い場所があります。ここで休憩。登頂した時からガスがかかって、ほとんど景色見えず、残念。
右写真:本傾山から見た今登ってきた後傾山。
本傾山山頂から、今上って来た九折越を見下ろした景色。このとき一瞬雲が切れた。あとはすべてガスの中でした。
なぜか山頂の道標も傾いていました?そこでみんなも傾いて写真。
山頂でお食事会(9:20)。
ビール・カップ麺・お菓子・バームクーヘン・手作りチーズケーキ・サラダといろいろ持ってきていただき、お腹いっぱい。
私も焼き鳥・唐揚げとビールの「山頂居酒屋メニュー」で一杯。
ガスに覆われ冷たい風が吹いてきたため30分で下山することに。
登るより下りる方が大変。足を取られないようにゆっくり下山。
「九折越」に56分で戻ってきました。なんとテントが2つ設置。今頃何するんでしょう?
この辺から紅葉が見られるようになります。ここ以上高い所はもう紅葉は終わっていました。
九折越から20分で登山口に到着。下りは速い。
車が3台とまっていました。途中で会った人達でしょう。このあと雨が降りましたが大丈夫かな。
この登山口は人気があるようですね。
「傾山」の名前の由来は、北方から見た山の形が傾いているからだそうですが、こんな形の山はいっぱいあるように思いますが。
前回は8時間の超ハードコース。今回は4時間で楽でしたが、上りのきつさ、怖さは一緒でした。
久しぶりに登りましたが、おもしろい山です。今度は周回で行きたいですね。