今回は宮崎県の「鉾岳(ほこだけ)」のふもとを流れる川で沢登り。
ちょっと沢で遊びましょうと言われ、気軽に行ったのですが、もう大変!6回転倒、全身打撲。
場所は大崩山の4km南。高千穂の先から北上します。熊本市内から3時間!遠い。山道は狭い!
午前3時に熊本市内をスタート。5時50分に鹿川キャンプ場手前の駐車場に到着。
ここで着替えをします。トイレ、自販機もあります。
鉾岳は以前登ったことがありますが、沢には入りませんでした。今回は半分は沢歩行。
ヘルメット、ウェア、手袋、スパッツ、膝当てを借りて装備。靴は自分のトレランシューズ。
靴はトレランシューズでいいということでしたが、とても滑ります。沢用のフェルトソールがいいそうです。
初めて着ましたが、何故か体にピッタシカンカン。
6時30分、鹿川キャンプ場に到着。きれいなキャンプ場です。有料(200円自分で入れる)の駐車場に入れます。
車は私たち2台だけでしたが、帰る時は7台ありました。
6時40分登山開始。気温14度と肌寒い。風なし。晴。
メンバーは6名。女性2名です。みなさん経験者。私だけ初体験。
写真の女性は九州100名山にもうちょっとだそうです、すごい。
コースは鉾岳の南側の渓流。赤丸の中を進みました。予定時間は7時間。
先に見える山が鉾岳。高い方が雄鉾岳、低い方が雌鉾岳。
スタートして15分で渓流へ。すぐにドボン。膝まで浸かります。もう靴の中はグッショリ。
低い段差の滝でも、流れが強いと足を取られる。今日はいつもより川の水の量が多いとのこと。
登れない滝は避けるが、でかい岩が多く避けるのも大変。
水の中をただ歩くのはいいが、長い段差のある所は川の流れる力に押されるし、滑ることがあるので要注意。
山奥に行くに従って、坂が急になり、渓流の規模も大きくなってくる。
こういう所は支える所がなく素手では無理。迂回します。
ここもザイルがないと登れません。今回は素手で登れる所のみ行きました。
ここはつかむ所があるので登れます、しかし滑ります。
この程度の段差までなら登れます。
スタートして3時間。9:30に平らな所で休憩。朝食パーティー。
当然、力水1本ゴックン。コンロも持参で川の水をくんで沸かして、カップラーメンをいただきます。
山でのラーメンは最高にうまい。Nさんはカレーライスを調合。その他、つまみいろいろと持参しておられ30分の宴会。
10時再スタート。
10時半ごろから沢を離れ、今度は急登の登山!これまたきつい。
国見山との分岐まで行って、国見には行かず鉾岳の方へ下ります。
鬼の目山周辺には「森の巨人たち100選」に選ばれた「鬼の目杉」(右写真)という大きな天然杉があるそうです。
しかしこの巨木は枯れかけているとのこと。
こっちの川(網ノ瀬川)の渓流は上りより平坦で歩きやすい。
この先は滝になっており、これ以上向こうには怖くて行けません。
途中、パックン岩に寄ってみました。自然にできたそうです。人気のスポットです。
雌鉾岳とその横の大滝。ここを登る人がいるそうです。信じられない。
途中にあった急斜面の沢。こんな所は絶対行きません。
沢を終えて車道へ。最後は走りました。13:24到着。7時間の沢探索は終了。
車が7台停まっていました。途中で数人、登ってくるひとに会いました。そこで言われました。
「沢を登って下りて来たんですか!すごい!」。沢登りでも言われるんですね。
帰る途中で比叡山見学。ここはロッククライミングのメッカだそうです。
ハーネスを付けている人がいましたので、登っている人がいるかも?
「簡単な沢登りですから来ませんか、装備はすべてありますから」と言われて、軽い気持ちで行ったが、
とんでもなかった、簡単なコースどころか6回転び3か所打撲。
痛いことが多いが、ちゃんと装備して初心者コースを行くぐらいなら楽しそう。