1日で九重の山々をいくつ登れるか?4年前14座登りましたので、その記録更新に挑戦。
<コース地図>
実際通ったコース。かかった時間は12時間13分。
当初は16座の予定でしたが、登山客の多さ、脚の疲労のため14座に変更しました。

<各ポイントの通過時間>
多くの登山客でにぎわっていました。大船山は何度も停滞しました。

▲登った山々:1700m超は11つありますが、今回はその中の10を登りました。

▲高低図: 累積高度は2400m。上りのレベルが違います、超きついです。

午前2時に熊本市内を出発。1時間半で牧ノ戸峠駐車場に到着(午前3時32分着)。
紅葉の時期だけに駐車場は8割程度埋まってました。しかし、紅葉はまだしてませんでした。
駐車場は写真のように赤線の所に100台近く停められます。

今回の参加者は11名。ゲストは長野さん、ゆきひろさん、シオゴンさん。

午前3時47分時スタート。気温3度、寒いので長ズボン履くことに。Oさんはなんと短パン!
天気は晴。最高のロケーション!!

左)まずは車道をアップがてらに2.2km(17分)ランニング。大曲駐車場へ。ここから登山です。
右)39分で「すがもり越」峠到達、早い。ここには「愛の鐘」があります。鳴らしてみました「カ〜ン」。

「愛の鐘」で記念写真(4:43)。数年前まではこの横に「すがもり小屋」があったそうです。

まずは三俣山を全制覇。三俣山は5つの山から成っています。西・北以外は標高1700mあります。

今回は図のように、すがもり越→西峰→W峰→本峰→北峰→南峰、と行きました(青線)。
最後、南峰からすがもりに戻る途中で、コースアウトして超滑り砂利坂を下りました。

●第1座:三俣山西峰(1678m)午前5時7分
山頂下の別道を通り、山頂を通り過ぎるという大失態。1番目から失敗!先が思いやられる。
山頂は霜柱!なんと気温氷点下1度!しかし、風がないのであまり寒くはありません。

●第2座:三俣山W峰(1736m)午前5時25分>
W峰はルートを外れて少し上った所にあります。要注意、道標は小さいので見過ごさないように。

●第3座:三俣山本峰(1744m)午前5時32分
三俣で一番高い山です。 右写真は別の日に撮影したもの。

北峰には本峰から直接行くことができますが、谷越えの超危険コース。今は通行禁止になっています。
今回は右から迂回して写真の尾根道をいきます。

●第4座:三俣山北峰(1690m)午前6時21分>
道はアップダウンの連続で超ハード。本峰から49分もかかりました。
ここは1700mありませんし、時間もかかるし、危険度が高いので、次回から止めましょう。

★夜明け:6時ごろから地平線が明るくなり出し、6時27分に日の出が見えました。
大船山から昇る朝日です。

この手はわたしです。

●第5座:三俣山南峰(1743m)午前7時6分>
北峰から35分で到着。帰りは下り主体ですので、行きより楽でした。

南峰から南方向の風景。これから行く山々が見えます。

★コースアウト:南峰からすがもり越に行く途中、道を間違え、急な砂利斜面(右写真の所)を下りるはめに。
滑って立って下りれません。下りたら全身砂だらけ。

<三俣山下山の方法について>
左図)南峰から下りる方法は3つ。A=坊がつるへ直滑降。B=今回のようにコースアウトして、急砂利道を下りる。
C=山越えをして来た道へもどり、すがもり越へ下りる。どれもいまいち。
右図)もしくは南峰を最初に行くコースにする(北峰は行かない)。赤線のコース。
■時計回り=西峰から。 反時計回り=南峰から。 反時計周りがお勧め。

<時計周りと半時計回りの高低図>
時計回りは最後のAの山越えがきつい。反時計の方が120m長いが楽。

★「法華院温泉山荘」、午前8時16分着。ここで23分休憩。
ここには湧水があり、給水ができます。

ここで朝食タイム、力水補給、おかずは定番焼き鳥。

自販機もあります。水(200円)、麦茶、スポーツドドリンク、コーヒー。ビール(350円)も販売しています。

★坊がつるキャンプ場。色とりどりのテントがいっぱい。

「坊がつる」の西方向には三俣山南峰。ここを下りる道がありますが、超険しいし服がボロボロになります。

大船山への道は大混雑。上りも下りも人・人・人。立ち止まることが幾度も。
段原も人でいっぱい。坊がつる→段原間は1時間8分かかりました。

●第6座:大船山(1787m)午前10時11分>
段原からここまでも大渋滞。一方通行しかできないので、上りと下りを交代しながら進みます。
いつもの倍ぐらい時間がかかる。山頂は人だらけ。
「紅葉」はほとんどありません。あと2週間後ぐらいでしょうか?

大船山から見た、段原、米窪。

●第7座:北大船山(1706m)午前10時34分>
段原→大船山→段原→北大船山→段原、この間の時間は45分。

立中山への分かれ道はBの道にあります。Aの道にはありませんので、Aに行かないように。
別れ道は段原から20分ほど下りた所です。

●第8座:立中山(1025m)、午前11時38分>。半分が終了。
段原から1時間。別れ道から36分。藪漕ぎのような道です。非常にわかりづらい。結構難儀しました。
ここで14分ほど昼食タイム休憩。

★「鉾峠」。ここから後半戦に入ります。後半戦の最大の難関=白口山登山。
赤丸を上っていきます。

●第9座:白口岳(1720m)、午後0時49分
鉾峠から47分で登りました。急坂で岩場がすごい。

これから行く山々。どの山頂にも複数の人影が見えます。今日は天気がよく登山客が多い。

●第10座:稲星山(1774m)、午後1時20分

雲海が見られました。絶景!

稲星山と中岳の間

●第11座:中岳(1791m)、午後1時48分
九州で一番高い山です。10名近くの人がいました。

中岳と天狗ヶ城の間の道。11個めの上り坂です。脚はもうパンパン。

●第12座:天狗ヶ城(1780m)、午後2時1分

●第13座:久住山(1786m)、午後2時30分
さすがに足がこわばってきました。岩だらけです。急ぐと脚がつりそう。

★久住別れ。ここで全員で相談。@予定時間をオーバーしている。A脚の疲労が大きい、という理由で2座減らすことに。

●第14座:沓掛山(1503m)、午後3時44分
これですべて終了しました。あとは牧ノ戸峠駐車場まで1km下り。最後はランニング。

★ゴール!牧ノ戸峠駐車場。午後4時丁度に到着。12時間の山登りでした。
参加の皆様、お疲れ様でした。16座はできませんでしたが、楽しい山登りでした。
今度はもう少し、楽に行けるルートを考えてみましょう。



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