<最初の計画は>
根子岳東峰(大戸尾根ルート往復)→鍋の平キャンプ場→日ノ尾峠→アゼリア21付近→
仙酔峡→馬鹿尾根→高岳→中岳→砂千里→杵島岳→烏帽子岳→草千里→阿蘇駅
48km、11時間、の予定でしたが、噴火警戒レベルが2に昨日なったようで、予定変更。
<今回のコース>
中岳までは同じですが、ここから砂千里には行かず、ロープーウェイ乗り場跡に下りて仙酔峡へ。
あとは阿蘇駅までロードラン。
<高低図>
とにかく、坂だらけ。根子岳の上り・下り、日ノ尾峠の上り・下り、仙酔峡までの上り、馬鹿尾根・・・
しかも日没までに全行程を終える予定でしたので、急がなくてはなりません。
走行距離40km、累積高度2200m。
JR6:19熊本駅発→7:57阿蘇駅着。途中、阿蘇谷は雲海中でした。
阿蘇駅は人影なし。タクシーで根子岳大戸尾根ルート登山口まで移動。
タクシーのドライバー「帰りはどうするのですか?」「草千里から走って阿蘇駅に行きます」「ハァ??」
●8:37登山開始(大戸尾根ルート)。晴れ。気温10度ぐらい、涼しい。微風。
昨日は風速20m、杵島山頂には雪があったそうです。今日は最高の登山の日より。
参加者は小場佐、伊藤、豊田、池田の別大ランナー揃い。それと私の5名。
登山道は高低図の如く、急な上りの連続。しかも滑るのであちこちにロープが張ってあります。
●根子岳東峰登頂(1408m)。地図には80分と書いてありましたが、50分で登頂。
10年ぶりに登りました、快晴でパノラマビュー。風もほぼ無風。
天狗岩(根子岳本峰)。後ろは高岳東峰。
何となく天狗岩がやせたような気がします。崩落(白い部分)のため?今は登山禁止です。
眼下に広がる高森町。
10分休憩して下山。北側の「箱石釣井尾根ルート」は藪こぎ、真っ黒になる、ということで今回は
来た道を折り返すことに。下りも滑るためもう大変。
下り60分と書いてありましたが、34分で下山。往復84分でした。予定よりも20分も早い。(10:12)
登山口近くの駐車場には20台の車が、そう言えばそのくらいの人達を追い抜きました。
新しくできた鍋の平ロードを通り、日ノ尾峠まで上ります。
●鍋の平キャンプ場(10:43)。テントがいっぱい。大勢の観光客でにぎわってました。
この辺は牛が放牧されています。走ると寄ってきます。静かに移動。
●日ノ尾峠(11:15)。登山口から63分で峠に到着。ここまで時間は予定通り。
ここから一の宮町まで7.5km下り。
下る途中から見えた、仙酔峡の仏舎利塔。今からあそこまで行きます、もう大変。
48分で下り終了。今度は1km先から仙酔峡へ上がります。
仙酔峡までの道路。多くの車が通行していました。
馬鹿尾根が見えてきました。赤丸を登って行きます。
●仙酔峡(13:05)。予定時間よりやや遅れてきました。
5時間の間に、根子岳登山+日ノ尾峠越え+仙酔峡上り、と3つの大きな上りと下り。もう脚がパンパンです。
みんなの顔に疲労の色が。ここで20分休憩。これから馬鹿尾根を登る気力があるか!
13:25、馬鹿尾根 登山開始。「花酔い橋」を渡ってスタート。
ミヤマキリシマは6分咲き。これを目当てに多くの観光客が来てたようです。
途中からのながめ。とにかく岩のみ。落石に注意です。自分がしないように。
途中、女性から、「オタクらは走って仙酔峡まで来てた人でしょう」「えっ根子岳上ってここへ」とびっくり。
<中間地点の岩>、標高の中間地点です。距離、時間ではありません。
ちなみに、ここまで30分。後半は37分。
<岩稜のトラバース地点>、ツナが設置してありますが、手前を上った方が早い。
<タマゴ岩>、この石の落石問題で登山中止のなったことがあります。怖くて触れない。ここから3分で終了。
<山頂手前>、この辺は岩がなく、砂地ですので滑ります。四つん這いで上ります。
馬鹿尾根終了。100分と書いてありますが、67分で登り切りました。ここ登ると何故か力が出ます。
高岳尾根はやや肌寒いですが、微風で快晴。最高の天候でした。
●高岳登頂(1592m)、14:38。最高の天気です。しかし、こんな遅い時間に高岳に来たのは初めてです。
1名が岩で滑り膝を強打して出血。全員普段より時間がかかっている。
中岳へは赤丸を走っていきます。
●中岳登頂(1506m)、15:17。
*ここで問題発生・・・火口周辺を見ても車・人の影は見えません。
ナント昨日、火口の「噴火警戒レベル」が2にアップされ、1km以内の侵入は禁止に。
相談の結果・・・無理はしない方がいい。時間的に日没には間に合わない。みんな疲労している
ということで、急遽、中岳から下山して仙酔峡へ戻ることに。
今回は赤線を行きました。仙酔峡→仙酔尾根ルート(馬鹿尾根)→高岳・中岳→火口東展望所ルート
→ロープウェイ乗場跡→仙酔峡
火口東展望所ルートは10年ぶりに通ります。
狭い尾根道を下っていくのは爽快です。
砂千里とは違う景色でした。
ロープーウェイ乗り場は崩落していました。
中岳から44分(案内は60分)で仙酔峡に着きました。
仙酔峡で休憩。残りは阿蘇駅まで8kmラン。16:10、ラストラン開始。
仙酔峡、馬鹿尾根をバックに。
8km先の町まで一人淡々と走る
阿蘇谷めざしてラストラン。
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●阿蘇駅ゴール、17:17阿蘇駅到着、仙酔峡から8km、1時間4分で到着。
トータル40km、8時間14分。
近くの「夢の湯」に入って、打ち上げは人のいない温泉前で。駅構内ではできません。
予定どうり行きませんでしたが、根子岳+日ノ尾峠+仙酔峡+馬鹿尾根がいかにきついかよくわかりました。
次回はもう少し楽な方法を考えて、チャレンジしていきたいと思います。
参加のみなさん、お疲れさまでした。みんな強い。
実際の時間と距離