●他山との位置関係:大分・宮崎の県境にあり、大崩山の北部にある山。傾山の11km南南東。
熊本市内を午前2時に出発。3時間15分で大分県佐伯市「藤河内渓谷」に到着。
「藤河内渓谷第一駐車場」に車を停め着替え準備。ここにはトイレ・水道があります。すでに4台の車が駐車。
今回のメンバーは私の他に3名(エベレスト登山経験者・熊本百名山達成者・毎週登山愛好者)。
みなさん、山のベテランばかり。安心して同行。
●今回のコース:駐車場スタート→観音滝→喜平越え→木山内岳(1401m)→桑原山(1408m)→七年山
→藤河内ユートピア手前の道路脇にゴール。
●高低図:とにかくアップダウンの連続。途中でイヤになるほど。
桑原山からの下りが最大の難関。アップダウンがひどい。かなりの角度で岩場。
累積高度は1700m。
午前5時33分駐車場をスタート。すぐに渓谷に入り、川沿いを上っていきます。
「おうけつ谷」
渓流には場所場所に名前が付いているようですが、木々でよく見えません。
夏にドボンしたいですね。
川を渡ってはもどり、渡ってはもどりを数回繰り返します。滑らないように注意。
1時間で観音滝に到着。滝の手前には観音像。
●観音滝:落差75m。こんな大きい滝の前に立つのは初めてです。圧巻。
滝の上部(左)と下部(右)。水は透明で澄んでいる。とても冷たい。
滝の横の岩壁。どうやってこんな形状になるのでしょう。
15分ほど休憩して、木山内岳へ。渓流が終わると、今度はすごい岩場、さらに急峻な上り坂。
とにかく、急な上りの連続、脚泣かせ。
標高1000m越えるあたりから、ピンクの花が出現。つつじです。
つつじと言うと、下写真のような1m高のつつじを思い浮かべますが、ここでは高い樹木に咲いてます。
左が「あけぼのつつじ」。右が「みつばつつじ」。見かけはあまり変わらない。
●「喜平越え」7時52分到着。観音滝から1時間。
なんと、標識が置いてありません。YAMAPで位置確認。ここから左方向の「木山内岳」「桑原山」の尾根を行きます。
●「木山内岳(1401m)」8時27分登頂。喜平越えから35分で到着。スタートから約3時間。
この間もすごい岩場上りの連続。
ここで朝食休憩40分。私はビール・焼き鳥・から揚げの居酒屋メニュー。
山頂は風がないと直射日光で暑く感じますが、曇って風が吹くと寒い。
山頂からのながめ(南方)。大崩山・坊主岩もが見えます。
桑原山までの尾根道もアップダウンの連続。
●「桑原山(1408m)」11時05分登頂。木山内岳から2時間で到着。スタートから5時間半。
20分休憩。
山頂からのながめ。
桑原山から10km尾根を下って行きます。左写真がその尾根ですが、アップダウンの繰り返し。
10個以上の急峻な丘を越えたと思います。脚はパンパン。
●「七年山(1032m)」13時12分登頂。桑原山から1時間50分で到着。スタートから7時間半。
山頂の標識はなく、山頂とも思えない場所。プレートに薄く山の名が書かれているだけ。
左:途中にあった「さるの腰掛け」。右:突き出た岩で肝試し。
山道を終え、やっと車道に出ました。あとは車をデポしてましたので、そこまで数分。
靴が下りの衝撃に耐え切れず、靴底がはずれてしまいました。靴が壊れるほどの下り坂です。
●ゴール(スタート地点から数キロ離れた所)。午後2時44分到着。総時間9時間10分。
山道を終え、車道に出た近く(藤河内湯ートピア近く)に車をデポしてましたので、それに乗ってスタート地点へ。
<目の錯覚:雲海に浮かぶ山かと思ったら雲でした>
今回のコースはまだ誰も行ったことのないコースでしたので、どのくらいかかるかわかりませんでした。
地図だけ見て8時間で行けるだろうと思っていたら、コースがもう大変。9時間をオーバーしました。
このコースは、筋トレには最高です。どうぞ挑戦してみてください。