●<フェリー・トラブル危機一髪> 前の日に、最終便が欠航になったのを初めて知り、急遽、長洲フェリーを予約。
知らずに熊本港に行っていたら、大変なことになってました。

熊本市内ー長洲港までは1時間半。長洲港ー多比良港は45分。(車の長さ4690mm・5m以下)。
隈元君と龍田で待ち合わせ。小場佐君とは長洲駅で合流。3名で20時のフェリーで長崎へ。

多比良港から小浜まで50分。駐車場は会場の700m南の「木指小学校(廃校)」の運動場。
22時に会場の「南本町公民館」に到着。受付は玄関前(屋外です)。

控え室は公民館内。部屋は人でいっぱいかと思ってましたが、ガラガラ?車内で待機してるのか?
着替えて、スタート(0時)まで仮眠。

100kmレースの開催は2年ぶり。私も100参加は3年ぶりです。
九爆女の皆さんとも久しぶりのご対面。右の人はそうじのおばちゃんではありません。

●「記念帽子」をいただきました: 10回以上参加したランナーへのプレゼントだそうです。私は12回目です。
昔の記録を調べてみました。100kmを12時間33分で走っていたのですね、今では信じられん。

本当に12時間台で走ったのか、調べたら、当時の完踏証がありました。我ながらすごい!

●てれっとからの参加者5名:
@2時スタート(小場佐)、A0時スタート(隈元、正木、上野)、B23時スタート(石松)

ゼッケンには[Hyper Dragon Runner]のマーク入り。320kmを完踏したランナーには書いてあります。
[Hyper] の名誉にかけても、完踏したいですが・・・

●<スタート時間の決定条件>
午後9、10、11、午前0時、1時、2時の6つ。時に8時もある。
大会本部側で各自の他の大会の記録も調べ、スタート時間を決定しているらしい。本人の希望ではない。
私も70歳で22時スタートの権利はあると思いますが、0時スタートでした。

●<スタート時間とゴール時間の関係>
表は前回の100km大会の記録です。前回は355名の参加でしたが、今回はコロナ禍もあり153名。
横軸の「14」は14時間台のゴールの意味です。
15〜16時間台のゴールが多い。サブ10もいる、信じられない。完踏率53%。

●<参加者の年齢分布(男性のみ)>
*45〜50歳がもっとも多いが、平均年齢は54歳。*55歳、60歳以上の参加が多い。*70歳以上が11名!
関門時間が長いので、ベテランランナーに人気がある。*最高年齢は80歳の西田さん。

●<参加者のスタート時間の分布>
*0時スタートが最も多く58名、全体の3分の1。*0時、23時スタートで全体の3分の2を占める。
*2時スタートの人は、最初の関門(原城跡・31km)を3時間で行かないとアウト!これはきつい!
*31kmの関門が前回より40分も早くなっている??

●<てれっとのスタート時間>
*小場佐、正木、隈元、石松、上野の5名参加。*2時スタートは小場佐君。*0時スタートは正木、隈元、上野。
なんと!関さんとあっちゃんも0時。一緒にスタートするのは初めてでは。


●<コース>
小浜南本町公民館前スタート→島原半島南を半周→島原城→眉山ロード→水無川大橋→雲仙温泉→山を下る
→小浜トンネル→57号線→小浜町公民館ゴール
総走行距離103km。制限時間15〜20時間(午後5時まで)。累積高度はなんと!3100m(阿蘇カルデラは1641m)。
高低差がすごい、超ハードマラニック。

●<スタート>
24時のスタートでしたが、この時間帯は58名と一番多いので、0時より早めからスタート開始することに。
23時41分スタート、19分早めのスタート。

これまでずっと1時スタートでした。1時間早くスタートするのは初めて。夜明けの場所がこれまでと違いました。
晴れ、気温10度ぐらい。長そで+ロングタイツ+ブレーカで出走。

左)●7km(椎の木川エイド)。私設エイド?。ガイドには書いてない。
右)●シェッド:11kmから落石避けのシェッド(昼撮影)が13ヶ所あります。
中に歩道がありませんので、車が来たら要注意。3番目のシェッドが1番長い。

●13.9km(津波見バス停エイド)、1時間5分。トイレあり。

●21.4km(口之津港CP)。2時間18分。初チェクポイント。
チェックポイントでは、表示されている文字をカードに書きます。これが通過の証。

その7ヶ所の文字を合わせると「祈願!復興雲仙」となってました。

●30.3km(原城址跡CP)、3時間24分。、前回より7分遅れているだけ。
★原城は島原の乱の終焉の地だそうです。丘上に天草四郎像があり、その横に木にCPはくくられています。

●31.2km(原城駐車場エイド)。名物中華粥。塩味が効いてとても美味しい。ランナーには最高。

この大会のもう一つの特徴はエイドの食事。エイドごとに名物があり、おでん、杏仁豆腐、ぜんざい、冷奴、ぶた汁
そうめん、ゼリー、フルーツ、おにぎり、漬物、カステラ・・・と楽しめます

■<原城址CP近道?>
原城へ右折せずに原城エイドを先に行って、そこから原城CPを往復する人が結構いたとか。
こっちの方が近道なのかと調べてみました。
*結論:<880m> も遠いです。やはりただ単に道を間違ったのでしょう。右折を見落とすな!

●42km(堂崎駅エイド)。午前4時間38分。前回より14分遅れ。ここで力水ゲット!
  後ろに写っているのは背後霊ではなく、こっちゃんです。

●51km(みずなし本陣深江エイド)。午前6時6分。水平線が明るくなってきました。

●55km(島原外港)。午前6時32分。こんなに暗い港に来たのは初めてです。
この辺で空が明るくなってきました。脚に太陽の光が当たると、なんとなく脚にパワーがよみがえります。

●57km(近鉄島原駅)。駅がお城のようになっています。ここを左折すると島原城。
眉山をバックに島原城が見えます。
★島原城は400年前に、森岳と呼ばれた高地を城の形に切り取って造ったとのこと。だから「島原城森岳」と言うそうです。

●58km(島原城エイドCP)(午前7時ちょうど)。到着時刻は前回より1時間早い。タイムは20分遅い。

●<前後半の比較>
▲*前半58km(左)=平坦ではありません。結構アップダウンのあるロードです、キロ7分〜8分平均が普通。
キロ8分ですと8時間ぐらいで島原場に着きます。関門は10時で充分間に合います。

▲後半45km(右)=二つの山越え、眉山と雲仙温泉の上りを合わせて21kmの上り道。普通8時間ぐらいかかる。
となると、島原城は9時までにはスタートしておかないと危ない。
リタイアの原因は時間がないというだけではなく、脚の痛み、きつさも多いようです。

●<武家屋敷通り> この辺の学校は塀・裏門までもお城風。

武家屋敷は築城に関わった藩士のために作られた家々。400mの町並み。中央には生活用水だった水路が健在です。

最初の難関、「眉山ロード」に入ります。眉山を迂回して平成新山の目の前を通ります。坂上まで4.3kmの急坂。
さすがにここを走り通す人はいない、と思ったら小場佐君が走って行きました。

<普賢岳(平成新山)とてれっとシャツ>

<「平成新山」と「普賢岳」の関係>
元々あった「普賢岳」の山腹で噴火が起こり、盛り上がった部分が「平成新山」。山全体が平成新山ではありません。
↓の方向(熊本方面)から見ると、平成新山の左後ろに普賢岳山頂はわずかしか見えません。

上りの終点です(→)。上り口から4kmを55分で終了。今度は6kmの超ロング下り。この坂は膝に響きます、要注意。

●66km(平成新山展望園地エイドCP)。午前8時38分到着。
★サプライズ::ここでナント!てれっとの4名(上野、小場佐、正木、隈元)が一緒になった!(小場佐君は1時間レイトスタート)。
ここで恒例のおでんを毎回頂きます。「おでん」は最高、柔らかいし、暖かいし、塩分がいい。当然、力水もいただきました。

「秋の有明」:下り坂からみた有明海。見える山は天草方面と思われます。
下りはキロ6分切りで頂上から40分で下山。

「普賢岳全貌」: 水無大橋(71km)からの普賢岳全貌。今日はよく見えました。

●74km(深江運動場エイド)。午前9時45分到着。
ここから仁田峠まで10.7km「地獄の上り坂」。2時間ちょっとかかります。今回は1時間50分で制覇 。

途中にある「みかどホテル」。いつ見てもでかい、派手!車いっぱい !
●80km(俵石展望所エイド)。午前10時45分通過。ここからの眺めは最高です。
ここで正木さんと一緒になり、これ以降ゴールまで一緒に行くことに。

宝原橋が見えたら頂上まで1km。50%ほど紅葉してました。山頂は寒い。

左)上り坂の終点手前です。仁田峠はここから1.5km離れた所です。ここではありません。

右)<坂の終点までの距離を知る方法>
車道に「大分から○○km」という表示が100mごとに立っています。
坂の終点は「198km」ですので、引き算すれば終点まであと何キロあるかわかります。

峠から下りが始まります。正木、隈元、上野の3名で雲仙温泉街に向かいます。
温泉地獄への入り口は災害で現在は変わりました。

今まではAから左折していましたが、現在は200m先のBからです。
C=大叫喚地獄CP 、D=エイド。

●87km(大叫喚地獄CP)。大叫喚地獄の一番上の所にある。
●87.3km(雲仙お山の情報館エイド)。午後12時6分着。
残り16km、目標の午後3時までは2時間54分。

この大会唯一のトレラン道。1.5kmのトレランをします。これが意外と筋肉のこわばりを取ってくれます。
土石流の災害があった場所です。ホテルは休館となっていました。

92kmの塔ノ坂三叉路。ここは右折(赤矢印)です!まっすぐ行かないように。残13.6km。
ゴールまで正木さんと一緒に行きました。一人で行くとすぐ歩いてしまいますが、今回は走り続けました。

●96.4km(小浜木場集会所CP)。午後1時35分着。ここですべてのCP終了です。あとはゴールまで6km。
ここまでのタイムは13時間54分。15時間は切れそうです。

残り6kmがまた大変。目付石大橋・小浜トンネルをくぐり、長い坂を乗り越えて57号線煮出て、最後がクネクネ下り2km。
ラストは251号線を1kmゴール目指して走ります。

ゴール!!午後2時33分。タイム14時間50分。目標の15時間以内を達成できました。
記念に正木さんと一緒にゴール写真。
この<古希ペアー>はまだまだ、若いもんには負けませんよ!

3年ぶりの橘湾岸100kmでした。やはり上り坂に対する脚力が弱くなっています。
過去の最高タイムをみると12時間台で完走してたのですね、信じられない。
今回は15時間半ぐらいかと思ったら15時間を切れました。感無量です。


<今回の記録>
前回(2018年11月)の100kmの記録は14時間22分でした。
今回は3年経過してますので、15時間〜15時間半のゴールを目標にしました。
結果は14時間53分と15時間を切れ大満足。順位も全体で30番目ぐらいとのこと。上出来です。


<大会結果>
●出走総数141名、完走者126名。完走率89%。過去最高ではないでしょうか?なぜ?コロナ?
●最高年齢完走者は80歳の西田さん。さすがです。
●完走者の平均タイムは 15時間50分ぐらい。
●1位は9時間27分!!信じられません。
●70歳以上クラス: 私を含め9名参加、私がトップでした(14時間56分。39位/126名)
・・・というか、2位の方は18時間台。

<今回のスタート時間とゴールタイムの関係>
●2時スタート:全員12時間以内。さすが。
●1時スタート:13時間、14時間台が多い。平均タイム13時間半ぐらい。
●0時スタート:初参加のランナーがいるので、いつもバラつきが大きかったが、今回はさほどなく、平均タイム15時間半ぐらい。
●23時スタート:平均17時間前後のゴールタイム。
ゴールのバラつきが少なく、振り分けがとても適正。




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