●320kmのコース: スタート長崎市内「出島表門橋公園」→時津→あぐりの丘→女神大橋→伊王島一周
野母崎半島一周→橘湾岸沿い→小浜→南島原→島原城→平成新山展望地→水無し大橋→雲仙温泉→小浜
●高低図: 走行距離320km、累積高度6600m!!UTMFの83%に相当する値!
さらに今回は201kmあたりでコース変更があり、ものすごい上り坂のう回路に変更。これがリタイヤに大きく影響しました。
●参加者: 320kmは57名、273kmは67名、100kmは120名。
てれっとクラブから320km3名、273km1名、100km1名参加。
スタート時間は走力によって分かれています。320kmは7時スタートが一番多い。
273kmも7時スタートが一番多い。距離は43kmも違うのに?
●年齢構成: 320kmは平均54歳、70歳以上は3名。全体でも70歳以上は17名。
60歳以上が多いのがこの大会の特徴だが、年々50歳以下の若い人が増え、スピードアップ化してきている。
11月20日午前6時、長崎市内の江戸町公園で受付。私は前泊。
7時スタートは320kmの38名と276kmの39名の77名。前回より20名多い。
てれっとクラブから320kmに3名、273kmに1名参加。
同一クラブから320kmに3名も(出走)しているのは「てれっとクラブ」のみ。
ウルトラの仲間に会えるのも楽しみのひとつ。
例年ですが、スタートはトップを走ります。トップに並ぶ人もいつも顔ぶれ一緒。
大会会長の阿部さんの挨拶のあと、午前7時77名が一斉にスタート。
さてさて、どういう結果になるのでしょうか?320km、58時間。
●<天気予報>: スタート時の気温13度!!やや寒い。前半冷え込み、後半緩む。雨は降りませんでした。
●<ランの結果>: あらかじめ予定走行時間をたてました。実際の走行時間は前半はオーバーペース、
後半はペースが落ちるといういつものパターンになりました。
201kmのコース変更で足のまめが悪化。小浜には30分遅れて到着。
小浜での睡眠がまったくとれず、258kmの堂崎で睡魔と足まめ痛でついに、ギブアップ。
●「稲佐山展望台CP@・7km」
ここまで5kmの急な上り坂。48分で到着。パンチはいつもと違うところに設置してありました。
ここまでのコースは各自自由。最短急登コースを上ったら2位で着いた。1位は池元選手。
展望台屋上からのながめ。夜景もいいですが朝も絶景です。熊本では見れない風景です。
●右)「時津久留里エイド・25km」。2時間48分で到着。ちょっと飛ばしすぎか? 今のところ3位。
エイド食が充実しているのが、この大会の特色。エイドごとにおいしいものいただけます。
●「鳴見ダムCPA・33km」。3時間53分。昨年よりやや遅れ。
あぐりの丘の手前に3つ(つばき橋・うさぎ橋・スポーツ橋)あります。今回はうさぎとスポーツを渡ります。
つばきは通りません。ここは心霊スポットだそうです。
●「あぐりの丘CPB・45km」。5時間33分。予定よりは27分も早く到着できました。
各エイドには、次のエイドまでの距離が書かれており、とても参考になります。
●左:式見漁港。あぐりの丘から17分で下りてきました。
右:福田霊園。女神大橋の手前の超上り坂の最高峰にある霊園。
●女神大橋(64km)。2005年にできた橋だそうですが、交通量は少ない。
●「女神大橋エイド」。65km。7時間52分で到着。トイレ/体を拭いて小休憩。
●「江川交差点71km」。ここを17時までには通過しないと危険。
15:30に通過。ほぼ前回と同じ。予定より1時間も早い。
●(伊王島大橋)77km。全長876m、2011年に完成。きれいな橋です。
橋の手前にエイドがあります。行きは16:41、帰りは18:29通過.
●「伊王島灯台CPC・82km」。10時間27分(17:27に到着)。パンチは灯台の前に設置。
伊王島の地図。とにかく道がややこしい。
左) 伊王島終えて国道499号線に出た(折山・101km)。20:14着。100kmを13時間10分で走っている!
江川交差点〜折山間30kmは4時間32分で通過できた。
予定より11分早い。このままのペースで行くとは思わないが、できるだけ走るようにする。
右)以下宿(105km)。20:52着。
●「恐竜体育館」109km。野母崎半島の先端の所。「恐竜博物館」もあります。
217km部の荷物預かり所です。私は何も預けませんでした。
食事3品とビールがすでに用意されてました。予定より少し早く着いたのでしばし休憩。
<恐竜博物館の見取り図>
1昨年の10月にオープン。恐竜博物館と体育館は別なところにあります。園内は赤線のように走ります。
●「権現山CPD・114km」。22:54到着。山頂はさすがに寒い。
展望台の横に「鐘」がありますが、これを鳴らすと不吉な事(転倒してケガ)が起るそうです(HPの写真)。
●「樺島灯台CPE・124km」。灯台の先の展望所にチェックポイントあり。すぐ横に灯台があります。
半島の先端(赤矢印)に灯台はあります。そこまで2つの山を越えます、もう大変(別写真)。
権現山→樺島灯台は2時間。樺島公民館⇔樺島灯台往復は1時間15分かかりました。
●「樺島公民館復路エイド127km」。灯台の帰りにここに寄ります。ここでカレー食事10分休憩。
ここの関門時間は午前4時。現在1時22分。2時間半余裕だが、ギリギリタイムは「1:30」。余裕はない。
●「川原老人の家エイド143km」。サザンパーク裏の4km上り坂を越え、
2時間50分かかって4時13分に到着。関門時間は7時半だが、休憩せずすぐに再スタート。
左:午前6時半ごろ、茂木の手前で空が明るくなりました。日が上ると気分が高揚します。しかし脚は重い。
右:●「立石トンネル」157km。このトンネルを抜けると「茂木エイド」です。
●「茂木ぶらぶらCPF・159km」。ここは10時半までにスタートできないと失格。
私は7:39に再スタート。関門には3時間半余裕ですが、ギリギリタイムの余裕は29分しかありません。
●「日見公園エイド・174km」。 9時55分に到着。関門は9時50分。ここでまた1本力水!
●「飯盛とんの山エイドCPG・182km」。11:33到着。手前の上り坂はハンパない。
273kmの選手とも合流し始めましたが、みなさん速いので、ついていけません。
●「じゃがいも農道(185km〜190km)」。ながめは最高ですが、上りの連続できつい。
左:●一番高い丘にある「いさはや君サイロ」。
右:●「飯盛経塚(きょうづか)エイド・190km」。12:40到着。
★★ここで、予想しなかった出来事が・・・・
201kmで曲がり海岸に出て千々石CPまで5km走るのですが、工事中で行けない。迂回してくれと言われました。
地図でみると、赤線が正規ルート、青線がう回路です。距離は500mほど長くなるだけと思いました。
行ってみてびっくり!!ものすごい上り坂。こんな上り坂見たことない!!
青線が「う回路」、赤線は正規ルート。正規は海岸沿いですからほぼ0mです。
ギリギリで走行していたのが、ここで計算が狂い大ロス。
時間を取り戻そうと下りを走ったら足にマメができた!これが致命的になった。
●「千々石海岸浴場CP・207km」。関門18時。前半戦最後のCP。
15:44に到着。ここでまた力水。
やっと、中間地点の小浜が見えてきました。矢印のところ付近がゴールの南本町公民館。
●中間地点・小浜温泉・和多屋旅館に到着(217km)
35時間8分(18:08到着)かかりました。到着関門はありませんが、23時までにスタートしないと失格。
20時スタートなので休憩時間は2時間弱しかありません。急いで風呂に入り、着替えて、食事して仮眠。
ところが、脚のマメの処置に時間がかかり、床に就いたのが45分前。
さらに悪いことに、休憩室は満席状態、それにうるさい事。まったく寝れませんでした。
これがリタイアの最大原因。
20時再スタート。西本町公民館に行くと80名近い選手が並んでいた(半分以上は273kmの選手)
10kmほど行った所から体に異常が・・・・
@強烈な睡魔(よろめいて何度もつまづく)。A足のマメの悪化(痛くて走れない)。B眼が躍る(見るものが揺れて見えます)
気づくと道路の真ん中を歩いていたり、歩道と車道の境が見えず転倒したり、あげくは道を勘違いして逆走していた。
ということで、危険と考え、レースはあきらめた。
あきらめたのは258kmの堂崎エイド。
<橘湾岸のこれまでの成績>
2008年から13回出場している。100km8回、273km1回、210km2回、320km2回。
今回のレースまで、1回のリタイヤもなかったが、今回初リタイヤとなった。
来年も出るかは今のところ未定。
今回の反省: @不眠が最大の原因。皆がスタートしたあと1時間寝て行けばよかった。
A足のマメの対策不足。 B迂回路であわてて下りを走ったのがマメの原因、下りは急がない。
しかし、全力は出したつもり、悔いはありません。
南本町で会長と話したら「320kmは70歳には無理ですかね、来年は基準を変えましょう」と言われた。
あわてて一言。「来年出るかもしれんから、70歳はそのままにしといてください」。
*完踏率:310km(H)は49%。273km(W)は43%。
W・Hに参加した70歳以上の11名は全滅!!一人もゴールできなかった。私だけダメではなかった。
次回はHの年齢制限をするとのうわさが・・・・