19:10のフェリーで島原港(20.10着)へ。さっそく船内で1杯。今回は5名同乗。

21:20小浜温泉に到着。来る途中で50名近くの273kmの選手に遭遇、車内から声援。
受付は国民宿舎「望洋荘」の玄関前(屋外です)。
待機場所は南本町公民館裏の「小浜荘」。前回は大混雑で入れませんでしたが、今回は別室確保、ゆっくり仮眠ができました。

参加者318名(100km)。てれっとから11名参加(初参加4名)。
正木兄、上野(敦)、松原、木村(雅)、木村(嘉)、坪根、垣野、出端、山名、清田、児島。結果は10勝1敗でした。

スタートは大会側が実力を見て6つに分類。
22時(5名)23時(48名)0時(198名)1時(47名)2時(18名)の5つ。
上野、正木、松原、出端、坪根、木村(嘉)が1時スタート。残りは0時スタート。


コース:小浜アリーナ駐車場前スタート→島原半島南を半周→島原城→眉山ロード→水無川大橋→雲仙温泉
→山を下りる→小浜トンネル→57号線→小浜町公民館前ゴール。
103km。制限時間16〜19時間(午後5時まで)。累積高度1632m(阿蘇カルデラとほぼ同じ)。

午前1時スタート。47名と少なく、前の信号が青になってからのんびり出発。
右)10kmあたりの落石避けのシェッド(昼撮影)。数えたら13ヶ所ありました。歩道はなく危険。

左)14km、津波見エイド(午前1時23分着)。キロ6分程度で通過。
右)21km、口之津エイド(午前3時10分)。初チェックポイント。

30km、原城址跡エイド(午前4時着)、キロ6分維持。国道を離れて城址跡まで上りです。
原城は島原の乱の終焉の地だそうです。丘上に天草四郎像があり、その横に木にCPがくくられています。
エイドでは名物中華粥がおいしい。

島原半島を反時計周りに行くと、半島のどこにいても道路標示は左方向は「雲仙」です。
当たり前ですが、島原ならではの光景。

41km、堂崎公民館エイド(5:18)。バス停横にエイド。依然キロ6分維持。
50km手前でサプライズ。273kmに参加している隈元君に遭遇。島原城以降で会う予定だったが、早すぎる!
かなり疲れているし、ペースが遅い!完踏は無理か?

50.4km「みずなし本陣前」エイド(6:31)。いつもここで朝日を見ていましたが、今回はまだ真っ暗。曇りだから?
大事故発生!数キロ手前で大転倒。右肘、両手から出血、右脇腹打撲。脇腹がこのあと大変なことに・・・

7時0分。島原外港(53km)。いつもここで朝日が見れるのですが、曇っていて見えません。
右写真)晴れている時の写真。有明海を隔てて熊本からの日の出です。熊本は日出づる県。

この辺で273km参加のみなさんに遭遇。
神武さん:先月、アフリカの「レユニオン」(累積10845mのトレラン)2連覇したばかりで、元気です。
池元君・あっちゃん:二人が一緒にいるのに驚きました。二人共元気、完踏おめでとう。

左写真はお城の一部ではありません。これは島原駅です。ここから左折してお城へ。
トイメンには島原城が見えます。うしろの山はこれから行く眉山。
島原城は400年前に、森岳と呼ばれた高地を城の形に切り取って造ったとのこと。だから「島原城森岳」というそうです。

57km、島原城森岳公民館エイド、7:26着、6時間26分経過。昨年より早い。
今回からデポは廃止。ただし不要の物は預かるということで、ヘッ電のみ預ける。雨の危険がありバッグは預けられない。

スタートで「この大会はカルデラのようなマラソンではない。マラニックです。走って止まって食べてを繰り返す大会です」と。
それだけにエイド食は凝ってます。長崎中華粥、長崎カステラ、ぶた汁、杏仁豆腐、冷奴、ぜんざい、そうめん・・
後尾を走っていた人曰く「俺、食べてない、もう何も残っていなかった」。お代わりする人が多いのでしょうね。

武家屋敷。この辺の学校は塀・裏門までもお城風。これから眉山・平成新山・水無川・地獄などを見て回ります。
橘湾岸マラニックは観光マラニックです・・・マラソン大会ではありません・・というのですが、みんな急ぐ急ぐ!

武家屋敷は築城した藩士のために作られた家。400mの町並。中央には生活用水だった水路が・・・

最初の難関・眉山ロードに入ります。眉山を迂回して平成新山の目の前を通ります。坂上まで4.3kmの急坂。
さすがにここは誰も走りません。

63km、坂の途中にある「千本木湧水無人エイド」。後ろに湧水があります。
ここで変な2人発見。ペコちゃんとアラレちゃん。273km参加の姉さんとこっちゃん。
元気元気、疲れを知らないようです。完踏おめでとう。いいコンビですね。


平成新山と普賢岳の位置関係。↓の方向からの写真。普賢岳はわずかしか見えません。

平成新山の頂上です。溶岩あり、煙出てるし、登れませんね。

65km、「平成新山展望園地エイド」、9時到着。8時間経過。ここで恒例の杏仁豆腐・おでん。
エイドにおでんはめずらしい。伊都国ではスジの煮込みがありましたが・・だんだん居酒屋化してくるか?
記録帳を見ると70番目。私の前に300名がいたはず、230名も抜いたのか?

「秋の有明」:ロード下りからみた有明海・天草。下りはかなり急で4kmも続きます、要注意。
ここで事件!転倒して打った右脇腹が痛み出しました。下りで振動を加え過ぎたか?咳すると激痛が・・・

水無川大橋(71km)からの普賢岳全貌。山頂が雲に隠れていないはラッキー。すばらしい景色です。

74km、雲仙温泉登り口にある「深江運動場エイド」。ここから峠まで10km地獄です。
ここで、力水、豆腐、みそ汁、ゼリーとフルセットいただきました。パワーアップ。、

ここで垣野さんに抜かれました。なんとこの上り坂をほとんど走って行きました。すごいパワーです。

79km、俵石展望所エイド。11時9分通過。ここからの眺めは最高ですが、今日はガスってました。
上り道には歩道はありません。私は右側を行きます。車が来たらすぐ右の草に入ります。危険なところは走ります。

宝原橋が見えたら頂上まで1km。水無大橋から2時間22分かかりました(昨年より10分遅い)。
右)最高峰です。車道に「大分から○○km」という表示が100mごとに立っています。
峠が約198kmとなっていますので、引き算すれば峠まであと何キロあるかわかります(12時)。

峠から2km下ると雲仙温泉街に到着。温泉地獄への入り口は鳥居の先を左折。
一番奥の一番退化所がCP。大叫喚地獄の前です。観光客に「何があってるの」「100kmマラソンです」「ひゃ、ひゃく?」


地獄にCPがある大会は、全国広しと言えども橘湾岸だけでしょう。
上)「八万地獄」もっとも広い地獄。下)お糸地獄。

86km、「雲仙おやまの情報館前エイド」。温泉街の中のエイド。食べ物いっぱい。ここでリタイヤする人が多いそうです。
右)89km、ここから8km下りが続きます。なんとここに瀬島君がいた。全然変わってない。

奥の山からずっと下りてきました。振動を加えると胸の痛みが増します。急げません。タイムはあきらめ、完踏目標へ。
92km、塔の坂無人エイド。ここから残り11km。ここを右折、まっすぐ行ってはいけません。
13時。丁度12時間経過。残り1時間半で行けば13時間半は切れますが・・胸が・・

97km、「小浜木場集会所CP」最後のCP、残り6km。12時間35分経過。
13時間30分を切れる可能性があります、もう痛みとの我慢大会です。

1km先の「目付石大橋」から2km上り。「小浜トンネル」の先に最後の試練が・・
57号線にでたら、2km下り。下りたらゴールまで1.5kmの折り返しコース。

ゴール!13時間20分、昨年よりいい・・11kmを1時間20分で来た、なぜできた?痛みのおかげで足のこと忘れていたかも。

参加者の年齢構成。40歳がもっとも多く、平均年齢49歳。注目は50歳以上が47%を占めていること。
常連さんが多いからでしょうが、だんだん減っていくでしょうね。
今回は女性が目立った。普通の大会は15%ぐらい、今回は21%。こんな超ハードなレースに?
しかし大会が華やかになっていいことです。おっさんだけのレースはおもろない。

273kmにもクラブから小場佐、池元、隈元の3名参加。全員完踏でした。
小場佐君は歴代4位の記録、今回3位。池元君は5回コースアウトしたとか、隈元君は200km付近で会った時は
かなり弱気でしたが、やっぱり帰ってきました、えらい!
みんさんお疲れ様でした。

今回の大会は波乱万丈でした。前半は好調、転倒して後半地獄。しかし、終わってみると最高に楽しかった。
それに、みなさんの走りをゴールで見ていて、とても感動しました。
とにかく体を早く元にもどしましょう。連戦が続いていたので、しばらくおとなしくしろということでしょう。